一日の始まり
日付が変わるころに降り始めた雨は、明け方には止んでいた。
日が昇ってすぐ、目が覚めたころにはもう、その残り香しか感じられなかった。
窓の外では滴が陽を反射して、世界を一段、清浄にしているような気がした。
きょうは好い一日に、なるといいな。
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