巡ってきた季節

 外へ繰り出す。

 樹木の多い所へ。


 一歩ごとにさくさくと鳴る。

 一歩ごとにふかふかと足が沈む。


 見上げれば、鮮明な色が視界にあふれる。


 そんな季節に、いつしかなっていた。

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