No.2 ×××

あぁ。

つまらない。

目の前に色はない。

白と黒の線が織り成す惨状だけ。

僕はいつまでたっても弱虫だ。

声を頑張って出す。

けどその声はもう届かない。

頑張って悲鳴を出す。

けどその声はもう届かない。

もう僕に助けはない。

もう諦めてしまおう。

そうした方がよっぽど楽になれる。

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