編集済
明日の黒板への応援コメント
いいですね。短く綺麗にまとまっていて、読んでいて作品で描かれた光景の雰囲気が良く伝わります。
気丈に振る舞っていた彼と彼女の心情を、学校ならではの要素で上手く記せたのではないでしょうか
少し気になったのは、三人称視点と一人称視点の書き方がやや多めの頻度で混じっている点、それと後半の句点がくどい事でしょうか。
細かいし、作風と言えばそれで通せる事ですが、自分にはそれが若干読みづらく感じました、と一個人の意見を述べておきますね。
作者からの返信
ラル様、コメントありがとうございます。
お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
学校ならではの要素に言及して頂いて、ありがとうございます。
学校じゃないとできないことに焦点を当ててお話を考えたので、そう言って頂けますと冥利につきます。
三人称と一人称視点の交じり、そして後半の句点の多さ…こちらに関しては、仰る通り、作者の趣味によるところが大きいです。
ただ、やはり読者の方に読みやすいと思って頂けることが大切ですので…ラル様から頂いたコメントを参考に、改稿時に工夫してみたいと思います。
お忙しい中、貴重なご意見ありがとうございました!
編集済
明日の黒板への応援コメント
拝読致しました。とても良かったです。
やはりフレーズ品評会で挙げられているように、
→ 卒業する自分たちには、明日も、明後日も、ないのだけれど
が効いていますね。それまで改行を控えている中、突然のこれ。お調子者を演じる夏男の繊細さが、最初に垣間見れる瞬間。これにより、中盤の夏男語りの温度感への切り替えがスムーズにいっているように思います。
夏男が書いた、君が、幸せ〜のくだり。
朝から泣いてしまいました。後半まで読んで彼の想いと優しさは判明するのですが、このメッセージの時点で、それが透けて見え、なんだか切なくなってしまいました。
人は周囲から望まれる像を演ずるよう強要されている
なんて言葉を聞いた気がします。
また黒板筆記に関して、音、という概念を盛り込んできたのが大変素晴らしいです。悲鳴のような音。それは真夜中の教室では悲痛な叫びとして響き渡ったでしょう。この描写がある事で、読者の感覚を刺激して、没頭感が格段に上がっています。
おしい所ですが、やはり体裁でしょうか。
私は今回、縦書き、横書きと二回拝読いたしました。これはどっち向けを想定しているのかな?と思いました。
一つに、改行の処理。そして行間処理。
あとは場面展開時の装飾ですかね。
明確な意図を持ってデザインする事で、この作品の質感をもっと高められるような気がします。
(場面展開の装飾は横書き向けという印象。横書きなら、会話文は行間開けて抜き出す手法もあります。また改行多目の方が読みやすく流行っています。
縦書きなら闇雲な改行は控える方がいいでしょうが、行間を開けた時点で場面展開が伝わると思っています)
学生らしいシーンから始まり、それが張本人二人の恋模様に暗い影を落とす。主人公の繊細さと優しさ、飲み込むしかない現実が読者の胸に届く素敵な作品だと思います。
最後に、自主企画にご参加頂きましてありがとうございました。
作者からの返信
ゆあん様、コメントありがとうございます!
そして、返事が遅くなってしまい申し訳ありません…。
>卒業する自分たちには、明日も、明後日も、ないのだけれど
ゆあん様をはじめ、多くの方にこのフレーズを挙げて頂き、光栄です。何気なく浮かんだフレーズだったのですが…何時間も考えて練った一文より、偶然生まれたフレーズの方が時として魅力的に映る。その点に小説を書く醍醐味があるよなぁ…と改めて感じております。
個人的に、高校生というのは非常に危ういバランスの上に成り立っていると考えております。大人のように上手く仮面を被れるわけでもなく、子供のように無邪気になれるわけでもない。その危うさを表現したくて今回の作品を書いたのですが、ゆあん様がその点を感じて下さって、本当に嬉しく思います(一方で、この点をもう少し分かりやすく伝えられるような工夫が足りなかったかな…とも反省していたり…。精進が必要なところですね)。
体裁についてのアドバイスも感謝いたします。今まで縦書き、横書きを意識したことがなかったのですが…確かにおっしゃる通り、どちらで読むかを考えた上でデザインすべきですね。
本短編、可能ならばカクヨム短編コンに応募してみようと考えておりまして、その際に修正してみようと思います。
最後になりましたが、こちらこそ、素敵な企画に参加させていただき、ありがとうございました…!
明日の黒板への応援コメント
拝読させて頂きました!
美しい言葉がいっぱいです。羨ましい表現がいっぱいです。感動と嫉妬で感無量です……(なんか涙でてきた……
良かったところを書き出したら止まりません。その中でも特に、一度書いた文字を消したって所(特に春子)はもうたまりませんでした。
惜しいところなんて、私には見つけられません……(ムリデス
それくらいどストライクなお話でした。上手過ぎます(私もこんなふうに書きたいっ!!)
それと、読んでいて思いました。言葉の使い方、選び方、並べ方が私と似ているなって……(ご不快に感じたらごめんなさい)
本当に勉強になりました。素敵な物語を魅せてくださって、ありがとうございました!
作者からの返信
毛糸様、コメントありがとうございます。
そして素敵なレビューまで…お言葉、身に余る光栄です…感謝いたします。
毛糸様に暖かい言葉に、むしろ私が泣いてしまいそうです。。
実は…私も毛糸様と小説の書き方が似てるな…と思ってました…(なんか告白みたいですね笑
このような素敵な出会いが出来て、改めて企画に参加してよかったな、と痛感しております。
私の方こそ、毛糸様の作品から学ぶことが多く…また、勉強に伺わせていただきます。。
この度は拙作に目を通していただき、本当にありがとうございました!
編集済
明日の黒板への応援コメント
企画から来ました
文章のテンポが心地よいです。
ただ、会話が少しゴチャッと感じました。
モブの中に、主である二人の会話を沈めないように、行動の描写、または表情の描写を挟んでみるといいかもしれません。
最後は素敵ですね。
少し、序盤~中盤の賑やかさと差が感じられますが。
これはワタシの好みでしかありませんが、『』の文章が最後にきた方がグッときます。
そこは人それぞれですけどね(笑
楽しく読ませていただきました。
作者からの返信
えーきち様、コメントありがとうございます!
助言も大変参考になります…!確かに、前半部の会話文のところはわかりづらいですね…会話のテンポを崩さずに、いかに分かりやすい地の文をいれるか…この点は今後の私の課題として、気を付けていきたいと思います。
終盤とそれ以外のシーンのギャップについてのご意見も感謝いたします。この点は、他の方からもご指摘いただいていて、己の力量不足を痛感しております。
最後の締めは難しいですよね…。実は、投稿前に『』を最後にするか、地の文を最後にするか迷いに迷って決めたのでした。見抜かれてしまって恥ずかしい(笑
お忙しい中、丁寧なアドバイスをしていただき、本当にありがとうございました!
明日の黒板への応援コメント
うわあ、いいですね。これ。上手です。
直球ど真ん中の高校生活を思わせる明るい軽やかな描写から一転、夏男の本心が現れる。
>まるで、自分の中の見てはいけないものを覗いているかのような。
黒板をクローズアップしたこの描写が良かったです。ここで春子の言葉が過るのも素敵でした。
夏男が最初に書いた二文字を明かさない描写も効果的ですね。だけどヒントの出し方が上手なので読み手にはちゃんと伝わる。私は、こういうヒントの出し方が下手なので羨ましいです。
文章が流暢で素晴らしいです。だからこそ、序盤と終盤で違和感を感じてしまいました。いえ、このギャップこそお話の肝なのでしょうけど、終盤の描写が抒情的過ぎる感じがしました。もうちょっと抑えめにすれば良かったかな、と。いえ、イチャモンですね。すみません(>_<) でも、ちょっと惜しいと思いました。
作者からの返信
奈月様、コメントありがとうございます。
「高校生の青春の恋」というテーマは、これまで書いたことがなかったので、少し不安な面もあったのですが…上手、と言って頂けて素直に嬉しいです。感謝いたします。
序盤と終盤のギャップは、私の力量の至らなさが原因ですね…いかに違和感なく序盤から終盤に繋げていくか。頂いたコメントも参考に、今後の執筆で精進していきたいと思います。
明日の黒板への応援コメント
お調子者の夏男と、クールな晴子の対比が良いですね。お話も爽やかで、甘酸っぱくて、それに夏男のキャラクタがよく出ているなぁと感じました。
友達にけしかけられて夏男は春子に想いを告げる訳ですが、友達の立会の上で告白されたのにもかかわらず、夏男の真意がわかっている春子って描写がいいですね。仲の良い幼馴染なんだなぁと思いました。
気になった点がひとつだけ。
真夜中、つまり午前0時ですかね?
黒板に文字を書きに来たのは。
ともあれ、2人の機微が伺える良い作品を味わえたと思います。
作者からの返信
薮坂様、コメントありがとうございます。
レビューまで書いていただき、感謝いたします。
夏男が黒板に文字を書きに来たタイミングは、おっしゃる通り、午前零時のことでした。確かに、この点は描写すべきでしたね…。
高校生らしい、子供にも大人にもなりきれない心情を描くことを課題にしていたのですが、上手く伝わったようで一安心しました。
頂いたコメントを励みに、次の執筆も頑張っていこうと思います。
明日の黒板への応援コメント
だいぶ遅ればせですみません。この企画の時は私はまだカクヨムに存在していなかったのですが、確か「ストーリーラインや登場人物を固定して書く」という企画ですよね? 他の方のを読んだことがあります。
湊波さんの作品はどこか温かい読後感を残しますね。本作は、夏男と春子の恋や学生生活に漂う「若さ」「青さ」と文体の「流麗さ」「大人っぽさ」が絶妙なバランスと感じました。どちらにも寄りすぎないというか。だからこそラストシーンが鮮やかに心に響く気がします。
「一度消した文字」で気持ちを伝えあうところがいいですね。
作者からの返信
Nico様、まさか、こちらまで足を運んで頂けるとは…!
本当にありがとうございます…!
おっしゃる通り、「あらすじ」「タイトル」「キャラ」を固定して、色んな作家さんで書きあう、という企画でした^^
私もカクヨムで活動始めたばかりの頃で…でも、この企画に参加したからこそ、短編書くの楽しい…!って思えるようになった、きっかけの自主企画でもありましたね…。
>湊波さんの作品はどこか温かい読後感を残しますね。
わわっ…!もったいないお言葉です。。ありがとうございます…!
なんでしょうね…私自身、悲しいばかりの話というのが苦手で…そこに、ちょっとだけでも救いがあればなぁと思う気持ちが反映されている…のかな…(あやふやな自己分析をし始める
>「一度消した文字」で気持ちを伝えあうところがいいですね。
ここを挙げてくださって、嬉しい限りです。。
これ、私が学生だった頃の経験を入れ込んだもので…。
といってもこんなロマンチックなものではなく、「チョークの種類によって、黒板消しでいくら消しても、消えない文字がある→それに苛々する」という経験だったのですが(苦笑
匿名コンへの参加も通して、やはり実際に起こったこと、体験したことというのは、存外小説でも活かせるものかもなぁと…しみじみ感じる次第です。。
それでは…!
重ね重ねにはなりますが、お読み頂き、ありがとうございました…!