念の、すごさ。
念。かんじる。体の表面、内部にかけて。足のつまさき、まで。かんじる。察知。察知する能力は、格段、増している。前よりも。念。は、愛。彼から、わたしへ、放たれたもの。放たれた念。は、愛。それは、すっごい、おも苦しく、すっごく、わたしを、しばる。かなしばり、みたいに。わたしは、嬉しい。なぜなら、それは、証拠だから。なぜなら、それは、愛だから。かれの愛が、わたしの、卵巣にも、子宮にも、心臓にも、脳にも、わたしの、体のなかに、入っていくの。が、分かるの。おなかの、あたりに。むねの、あたりに。あたまの、なかに。それは、おたがいを、隔てる、触れられない、かべを、愛が、越えるとき。閉じ込められた、愛が、じぶんの、からだから、はなれて、相手のこころへ、羽がはえた、天使みたいに、奇跡を起こして、届くように、なったの。ほんと、キセキ。 彼は、わたしのなかに、もう、いる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます