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  • 第3話 メアへの応援コメント

    何度かここまで読み返すと、人の心の機微に対する作者様のセンスを感じますね。
     そしてナルミ。
     彼女は今のところ「芯」を持つことができていない感じがしますね。たとえばナルミに画家になるという目標があったとしたら、嫌味な新聞社の社長の言葉など雑音もしくはバネになることでしょうし、メアと「ずっと一緒にいたい」と依存的な感情を抱くこともせず、筆を動かすことに没頭するでしょう。
     そもそも「芯」を持つことは自分の中に「軸」をもつことであって、すなわちそれこそが自分にとって自分が「まとも」であるという何よりの証拠になると思います。
     「まとも」な人が怖いナルミは、実は自分のことが見えていないからこそ、暗闇の奥に慄くようにそれを恐れるのかなと感じました。
     そしてここからはさらに自分勝手な想像ですが、メアは実は心の奥底で助けを求めているような印象がします。ナルミが彼女に対して感じる「こわさ」は心の壁というか盾で、それを身構えるに至ってしまった「なにか」がメアの過去にあるというような――
     さて長々と書いてしまいました。
     もう一つ最後の身勝手です。
     この物語の続き、ぜひ読んでみたいですね。
     あともしもこのコメントを読んで、重く辛く、負担に感じられたならば返信はしなくても大丈夫ですよ。
     ではでは。

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。作者である私自身でも把握できなかった登場人物たちの内情の深いところまで明らかにしていて、すごいと思いました。
     今回明らかにしていただいたことが、今まで滞っていた物語を今後進めていく鍵となるかもしれません。
     いつ更新できるかはわかりませんが、私自身この作品を完成させたいという思いがあるので、この物語は続きます。楽しみにしていてください。