Ez様 Q「電撃魔法が使える異世界で電化製品が発展してないのに違和感を感じることがあります。 是非回答よろしくお願いします」


A「これには幾つかの諸説がございます。代表的なものをお伝え致しますと、現実社会においても人類誕生から1億年と2千年が経過しているのも関わらず、電気が実用化されるようになったのは僅か150年前のことです。そのことから電化製品の発展は幾度もの偶然が重なった奇跡的な文明発達と言えます。弊社が把握している27035の異世界でも電気が科学的に実用化されるに至った例は数えるほどしかありません。むしろ大半の異世界が魔法という概念を発見し実用化されているのに、現代社会がその概念の発見に未だ至っていないことの方にこそ違和感があるとも言えます。因みに電撃魔法が電気のように表現されていることが多いのですが、実際のところ互いの関係性は薄く似て非なるものにございます。ですので電撃魔法でバッテリー切れになった現実社会の電化製品が再び動き出すということも決してございません。それと異世界に転移された現代人が持ってきたものを解明すれば異世界でも電気の実用化に繋がるのではないかという意見もございますが、流石にスマホはオーバーテクノロジー過ぎて現地の研究者たちもお手上げの様子とのことです。物語のラストで『次、異世界転移するときは豆電球を持って行こう』と発言する主人公が多いのはまさにそれが理由です」


この度は異世界転移Q&Aサービスのご利用誠にありがとうございました。


また、他にご質問がございましたら、どなた様でもコメント欄にて本サービスのご利用よろしくお願い致します。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る