私、楽しみができる。

お風呂からあがると、スマホに一通のメールが来ていた。

見てみると、案の定先輩からだ。

少しドキドキしながらメールを見る。


『今度の日曜なら、空いてるからオーケー。

集合場所はどこ?

こっちで決めた方がいい?』(祐樹)


『集合場所は、××駅のロータリーで大丈夫

でしょうか?

行く場所も、良ければこちらで決めたいの

ですが、いいですか?』(桜)


『了解。行くとこも任せます。

当日楽しみにしています。

それじゃあ、おやすみなさい。』(祐樹)


『おやすみなさい!』(桜)


………勢いでメールの返信打ってたけど、大丈夫だったのだろうか。

まあ、とりあえず約束は取り付けたし、行く場所もこちらに一任してくれた。


今度の日曜、お礼と言いつつ、私のアピールの場にする。

デートっぽい感じで、私のこと意識させなければ。

着ていく服も考えなければ。

先輩はどんな格好が好みだろう?


考え始めると、ドキドキとかワクワクとかウキウキとかが止まらない。

なんだかとっても幸せな気分だ。


あぁ、今度の日曜日が楽しみ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る