騎士と姫、切り離せぬ縁(えにし) 登場機体

有原ハリアー

味方機体その1

ランフォ・ルーザ(ツヴァイ)

ランフォ・ルーザ(ツヴァイ)...Ranvo_Luhsa / Zwei


 頭頂高:11.5m

  全高:12.2m

  重量:16.75t

装甲材質:カーボナード / 魔力充填型装甲による積層構造

 動力源:魔力

 機体タイプ:戦闘型

  世代:第6.5世代相当



 概要


 飛翔型鋼鉄人形「ランフォ・ルーザ」をドクター・ノイベルトがカスタマイズしたワンオフモデル。

 カラーリングは純白。

 乗員3名。


 ドクター・ノイベルトによる「魔力圧縮装置」を組み込まれており、飛翔速度と航続距離が上昇した。

 フレームにはゼクローザス用のを改良したものを組み込んである為、格闘戦が可能。というより、格闘戦特化の調整が施された為、実体剣と盾を保有している。

 加えて、靭帯や反応速度を強化されている為、原型機であるランフォ・ルーザの面影は影も形も無くなった。


 また、装甲材質の改良や、コクピットブロックの胸部への移し替えなどが行われている(これにより、胸部が大型化した)。座席は前列と後列に別れており、前列に1人(操縦士)、後列に2人(航空機関士と砲手)の計3人で座る。

 頭部のデザインも、兜を被った騎士の意匠となっている。

 なお、兜(額部分)には赤色の宝石が埋め込まれている。

 背中に搭載されたスティック状の「飛翔翼発生装置」が地面と平行な向きになると、魔力による翼が形成される。


 ゼクローザス用の霊力蓄積型反応炉を改良したものを搭載している。改良の結果、魔力蓄積量はゼクローザスの1.5倍。

 なお搭載数は2基。であるのだが……搭乗者の特性上、「必要無し」とさえ思える装備と化した。


 動力源となる魔力は、パイロットの魔力量に依存する。

 ただし、最低5回のテレポートを保障されている。


 視界は外部カメラ(ツインアイスタイル)による「全天周モニター」方式、または「網膜投影」方式を行う。

 「全天周モニター」方式は、『広域的に戦況を確保出来る』代わりに、『視界が集中しない(必要の無いものまで目に入ってしまう)』欠点がある。

 「網膜投影」方式は、『敵機に視界を集中出来る』代わりに、『見失ったときに探すのが困難になる』・『メインカメラを破壊されると(サブカメラの視界に切り替えるまでの)タイムラグが生じる』・『機体の首が連動して動き、敵に視線を悟られてしまう(デフォルト設定。調節すれば解除可能)』という欠点がある。

 上記二つは、パイロットが必要に応じて切り替える。


 なお、コクピットは球体状で、機体の姿勢に関わらずパイロットの体勢が一定になる構造である(パイロットの足元に重量増加の物質があり、更にコクピット自体が回転する構造であるため)。

 表面には、純銀による厚みのある層が張り巡らされている(落雷に代表される電撃から、パイロットを守るため)。

 機体のところどころに発光部位があり、水色の光を放射している。

 またコクピットブロックには、高高度での運用を想定した酸素供給装置を搭載している。

 限界高度は25,000m程度。


 主兵装は実体剣と額部分(兜の赤い宝石)からのビーム。

 なお、携行火器の装備は可能。


 敵味方からの通称は「白騎士」「白いランフォ・ルーザ」である。



武装・装備


(標準装備)

・実剣×1


 全長9mの実体剣。

 通常の斬撃は勿論だが、最大の特徴はビームを発射出来る事。


・盾×1


 全高9m、全幅3.5mのひし形の盾。地面に近い側が長くなっている。

 縁は鋭くなっているため、その気になれば刺突で敵機を貫通可能。また、本装備からもビームを発射可能である。


・25㎜機関砲×2(弾数250発×2、弾種HEIAP徹甲焼夷弾


 戦闘機"F-35A"に搭載されているものと同型の機関砲。

 胸部(位置で見ると腹部なのだが、表記上“胸部”)の

 牽制や不意討ちに用いる。


 なお、この兵装を取り付ける為に、ランフォ・ルーザに存在した胸部コンテナをオミットした為、爆弾は搭載不可となった。


・ビームカノン×1


 兜(額部分)に搭載した赤色の宝石から発射する、霊力のビーム。

 威力と発射回数、発射速度は操縦士ドールマスター次第だが、全体的に「ランフォ・ルーザ」の頃より性能が強化されている。


・飛翔翼発生装置×1


 背中に搭載した飛翔装置。


 使用時には背面にあるスティックが地面と平行な向きになる。そして魔力による翼を展開し、魔力を放出して推進する(加えて、魔法陣を展開する)。

 ドクター・ノイベルトによる「魔力圧縮装置」によって飛翔速度と航続距離が上昇した。

 飛翔速度はマッハ2.5(3,060km/時)、航続距離はおよそ10,500kmを最低ラインとした(“最低ライン”と表記した以上、最低でもこの性能は発揮可能である)。


・魔力圧縮装置×2


 内蔵機関。

 魔力を一度溜め込み、後続の魔力に混ぜて消費する。一時的ではあるが、霊力蓄積型反応炉と同様の効果を有している。


 魔力の限界までの猶予を延長し、また魔力の効率を上昇させた装置。


(追加装備)

・76.2mm速射砲

(弾数25発、弾種HESH粘着榴弾


・120mm滑腔砲

(弾数7発、弾種APFSDS装弾筒付翼安定徹甲弾


・47mm速射砲

(弾数15発、弾種AP徹甲弾


・120㎜ロケットランチャ―

(弾数6発、弾種HEAT成型炸薬弾



 役割分担


操縦士:須王龍野


航空機関士:ディートリンデ・ヴォーヴェライト(ディノ)


砲手:ヴァイスシルト・リリア・ヴァレンティア

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