第479話 拳銃を

「阿久津兄弟と海堂は私から全てを奪った…… 娘の美咲を乱暴し…、自殺に追い込み……

 妻も追うように……」

 感極まったのか、声が震えた。

「……」


「彼らを殺すためなら、悪魔に魂を売っても構わない……

 彼らに招待券を送り、ここへおびき寄せ、彼ら全員を抹殺できた……

 もう思い残す事はない……」

 そう言うと、懐から拳銃を取り出した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る