第442話 銃声が響いた

「チッ……」一旦、凶二は階段の方に視線を向けた。銃口が下を向いた。

 

 その刹那、怪我をしてやすんでいたはずの当真がラウンジに飛び出してきた。


「うッォォォ~~ーー!!」

 叫びながら拳銃を構えた。


「ぬゥ~……」咄嗟に、凶二も猟銃を向けた。


 《バァァ~ーーン!!》

 銃声が響いた。耳をツンざくようなモノ凄い爆裂音だ。

 思わず顔をそむけた。


「キャァァ~~ーーーー❗❗❗」

 悲鳴が轟いた。

 当真はゴロゴロと床へ転がった。

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