第350話 馬場《ジョーカー》

「阿久津 凶一さんが亡くなりました……」

 九鬼神が静かな口調で告げた。


「へェ~…、そりゃぁ、災難だったなァ~…

 ッで、『大貧民』の続きをやりに来たのか!?」


「おい! ふざけてンのか……

 お前!!」

 イラついているのだろう、凶二が馬場の胸ぐらを掴んだ。

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