第337話

「証拠品の拳銃をあなたに渡せるワケがないでしょう!!」

 麻衣姉は凶二を睨んだ。


「はァ~…、ふざけるなよ!!

 今度は、俺をその拳銃じゅうで殺すつもりか!

 寄越せよ!!」

 拳銃を奪おうと、凶二は麻衣姉の腕を掴もうとした。

「キャァ~ー!!」


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