第332話

「そう言えば…、隣りの部屋から出てきたよなァ~……!?」

 多羅尾が思い出したようだ。

「あの部屋は、確か……」


「う……」エリカは返答に窮しているみたいだ。


「エリカさんは、俺の部屋に居たんだ……」

 代わって、佐古田が応えた。

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