第311話

「だ、大丈夫ですか……!?」

 声を掛けるが、見るとオーナーの手の平に千切れたチェーンロックの破片が突き刺さったのか、血が出ていた。

「あ、へ、平気ですよ…! このくらい……」

 すぐに立ち上がり、室内へ入って行き様子を見た。


 その瞬間、

「うッわァァァ~ー~~ー!!」

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