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第288話
不安を煽（あお）るように照明がチカチカと点滅した。
ボクはメロンを庇（かば）って上から覆（おお）いかぶさっていた。
「だ、大丈夫だよ……」
どれくらい続いたのか、ようやく揺れは収束（おさ）まったまたいだ。
すっかり怯（おび）えてしまったメロンは、ボクに抱きつき小刻みに震えていた。
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