第171話 険悪なムードだ

 一触即発状態だ。

「なンだァ~! 兄ちゃん!!

 痛い目、見たいのか!?」

 金髪の凶二と海坊主の海堂が凄んだ。


「ねぇ、しなよ!

 あんたら!! こんなトコでェ~!!」

 見かねたエリカがなだめた。


「フン、二枚目がァ~! 

 美女スケの前だからって、いいカッコすンなよ!

 早死にすンぜ!!」

 凶一が脅すように言った。

「……」

 まだ険悪なムードだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る