第156話 

「ちょッ、な、なンだよ……!」

 背中に、フニャ~ッとした柔らかな感触が伝わった。

 ゾクゾクとする快感が走り抜けていった。


「ちょッ、わ、解かったよ……」

 一気に、下半身が熱く火照ほてってしまった。


 ペンションのロビーでは、多羅尾がオーナーらしき四十代の男性と何やら揉めていた。


「えェ~!! ウッソォ~~!!

 二部屋しかないの……❓」

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