第108話 滅多にない

「男子トイレで、多羅尾様が独自の推理を述べられていた時、焼却炉から煙が出ていましたねぇ……!!」

「あ! そ、そうだ!!

 思い出した!!

 確か、窓越しに煙が……!!」

 あの時、トイレの中まで焦げくさにおいがした。


「ええ……

 ですが、今は夏休みです!

 焼却炉を使う事は、滅多にありません!!」

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