第47話 【ダイイング メッセージ】だ❗❗

「よォ~、見ろよ❗ ホラッ❗」

 多羅尾がアゴで個室の中を差した。

「便器のフタに【ダイイング メッセージ】だ!!」




「え…、ダイイング……😲❗❗」

 驚いて、よく見ると確かに洋式便器のフタが閉まっていて、その上に血で、何やら字のような『モノ』が書かれてあった。



 ミミズが、のたうち回ったみたいなきたない字だ。



 見ようによっては、【リー】とも【ソー】とも読めるほど乱雑な『メッセージ』だ。




「う、ゥ……!!」

 もし、これが……

 【ソー】だとすれば、かなり厄介な事になる……



 ナゼなら、ボクは【ソー】太なのだから……



 そして、ボクには、阿玖真あくまを殺す動機が、タップリあった。




 『ゴクッ』と生唾を飲み込んだ。




 セミの声だけが、ヤケに耳に届いた。






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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