第224話 神竜裁判
「えっと、あ、はい。まったくもってその通りです……連絡は大事だと思います……」
「で、
「……えーとその、だからね? 実は《
「可愛い
「いや、その……はい……」
あっさりと言い訳に詰まってしどもどろになる俺。
見かねた巫女エルフちゃんが、
「あの! これは昔のはおーさまが残したはおー
俺の代わりに説明してくれようとしたんだけれど――。
「……エルフの小娘よ、今は
《
ただの殺気だけで、ビリビリと空気が振動する。
その殺気をもろに受けた巫女エルフちゃんたちが、震えあがって部屋の隅っこに逃げていった。
俺も正直逃げ出したかった……。
マジで怖いです……一瞬、《
だいぶ力が戻っているけど、《
使わないと死ぬ可能性あるよね?
っていうかそれ以前の問題なんだけど、今、俺の手元には
《
「パンツ一丁ってことはつまり丸腰……! 巫女エルフちゃんたちとの遊びに夢中で完全に忘れていた……!」
くっ、どうする――!?
《
そんな
「《
神様仏様女神様ウヅキ様だった。
「む、奥方殿……いやしかし……」
《
「ですよね、セーヤさん? ちゃんと反省してますよね?」
「もちろんだとも! 反省してる、超してる! 心配かけてごめんなさい、ちょっと調子乗ってました。もう2度としません、ごめんなさい!」
俺はここぞとばかりに謝った。
根性こめて謝った。
この最初で最後のビッグチャンスを必ずものにせんと、ちょお気合い入れて謝った!
パンツ一丁で土下座して、それはもう心の底から心配かけたことを謝ったのだった。
そのかいもあってか、
「……まったく奥方殿ときたら、
《
「えへへ、ありがとうございます。じゃあこの話はもう終わりです。エルフの皆さんも怖がらせちゃってごめんなさい」
こうして俺は情状酌量の結果、無罪放免となるとともに。
エルフ村にてウヅキ&《
やれやれまったく、一時はどうなることかと思ったよ……。
ほっと胸をなでおろした俺だった。
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