源三郎江戸日記(弟五部)10 総額3万両の普請です、各藩に申し付けます、これ位なら影響は少ないでしょうと言うので、宜しいでは御座らぬかと言うと、明日上様に裁可して貰いますと言ったので


源三郎江戸日記(弟五部)10


総額3万両の普請です、各藩に申し付けます、これ位なら影響は少ないでしょうと言うので、宜しいでは御座らぬかと言うと、明日上様に裁可して貰いますと言ったのです、城を下がり、

堀内道場に顔を出すと、おせつが出迎えて奥座敷に通すので、部屋に座ると、色々とごめんどうをかけ申し訳ありませぬと言うので、それでここはどうされると聞くと、赤垣源之新殿、

が勝ちましたので、


道場主になってもらいます、私の子供の歳ですので、養子として向かえます、堀内源之新と名を変えて続けるそうです、長岡藩にも了承を貰ったそうに御座いますと言うので、それは良、

かったというと、源三郎様にお願いがございますと言うので、何で御座るかと聞くと、こんなババアですが一度だけ情けをかけてくださりませと言うので、それなら屋敷に来なされと言、

うと、


いいえ、一度でいいのです、ここで父と母の菩提を弔いますと言うので、抱き寄せて唇を重ねて腰帯を解き裸にして燃えあがったのです、行為が終わると着物を着、みつくろいをして、

嬉しゅう御座りました、長年の念願がかないましたと言うので、たまには屋敷においでくだされと言うと、ハイ、お伺いしますと喜んだのです、それでは失礼すると言うと、道場を出、

て屋敷に戻ったのです、


お玉の方は今年の初めに女子を産み鶴と言う名前をつけたのです、部屋に行くと良く眠つています、赤子の顔はまるで天使じあなと言うと、元気に育っておりますとお玉の方が言うの、

で、これで我が家も安泰じあな、風邪には気をつけてくれ、高鍋の殿も元気でおられたので、一度江戸に出て来られて顔を見てくださるように文を書くと良いと言うと、そうですなと、

言ったのです、


お玉がおみなの方が懐妊したそうに御座いますというので、そうかと言って部屋に行くと、懐妊したそうじあがと聞くと、まだ小指の先くらいですと言うので、大事にしろよ、夜伽は、

控えよと言うと、ハイ、根岸のエミの方に頼みますと言ったのです、御座所に行き、江戸家老に鷹狩りの話しをして、山形を呼んで、手誰の者5人が同行せい、これは戦じあぞ、鉄砲、

はいらぬと言うと、


承知いたしました用意を整えて置きますと言ったのです、それが片付いたら国元により奥羽街道の巡察に出かけるぞと言うと、江戸家老が国元の者共が喜びますと言ったのです、屋敷、

を出て、荒木又八に知らせに行くかと本所に向って歩いていると、後ろから殿と言ってそばに来たので見ると三蔵である、おう見回りかと言うと、ハイこれから奉行所に帰りますと、

言うのて、


わしは日本橋に行くので一緒に参ろうと言って本所に行き、両国橋を渡ろうとすると、右手より刀の打ち合う音がしたので駆けつけると、一人の侍を3人が取り囲んでいるので、おい、

1対3とは卑怯じあろうと言って、三蔵下がっていろと間に入ると、おのれ邪魔するか、構わん叩き切れと1人が言うので、仕方ないと刀を抜き峰に持ち変えると、前の男が踏みこんで、

切り下げたので、


峰で受けて押し返し右手をぴし~と撃つとぐわ~と言って刀を落としたので、肩を撃って右左の男の手も打ち据えて、肩を撃つと、ぐわ~と言って、全員刀を落として転がったのです、

手の骨は折れておる、暫くは刀は持てんぞ、次は首が飛ぶぞさつさと立ち去れというと、起き上がり刀を左手に持つと逃げさったのです、怪我はないかと見ると左手から血が流れて、

います、


傷を見て大した事ないと、そばの居酒屋に連れて行き、酒を頼み、手ぬぐいで血をふき取り、酒を拭きかけて、消毒して止血したのです、これでばい菌も入らぬ、浅手じあと言うと、

かたじけないと言うので、どうしたのじあと聞くと、本田様の下屋敷からつけらていた見たいで、懐の物をだせと言うので、断ると切りかかって来たので御座ると、懐から25両を、

出したのです、


この金はと聞くと博打に御座る、妻が血の病で薬代に困り博打場に行ったので御座る、ことのほかついていまして、25両になった時、刺しの勝負を挑まれましたが断って金に替えて、

屋敷を出たのですと言うので、元金はと聞くと2両に御座ると言うと、2両あれば十分医師代になるのではと言うと、借財が10両程あり、算用を指南している商人から前借したので、

御座る、


それで勝負して総て返そうと思ったのですと言うので、博打は強いのかと聞くと、あまりやりませぬが強い方で御座ると言うので、イカサマ博打場じあな、刺しの勝負で取り上げよ、

うとしたのじあろうと言って、それではその博打場を手入れするぞと言うと、三蔵が武家の屋敷は手がだせませんと言うので、わしは、諸国巡察視じあ何処でも査察できるんじあよ、

と言うと、


なんとお役人で御座るかと言つて、これはと差し出すので、とつておくが良い、そなたも加勢するのだと言うと、ソロバン侍にて剣のうではと言うので、博打場に案内すれば良いと、

言うと、浪人浜田内蔵助に御座います、先代からの浪人でございますと言うので、わしは老中村上源三郎じあと言うと、これはと平伏しょうとするので、頭を上げなさい、それでは、

案内してもらおうか、


三蔵行くぞと言うと、ハイ、と言うので、本田下総の守の下屋敷に行き、浜田が戸を叩くと、男が顔を出し顔を見て愕いているので、源三郎が胸くらをつかみ当身を食らわすと、う~、

と言うてうずくまったので、中間部屋に行き手入れであるそのまま動くなと言うと、5人の男が匕首を抜いたので、踏み込んで片っ端から叩きおとして、肩を打ちすえて、ここの用心棒、

の手の骨は折っておいたと言って、


三蔵盆をめくれと言うと、盆の下に穴が開いており、男がいるので三蔵が十手で肩を打ちすえる、と転がったのです、騒ぎを聞きつけた藩士が入って来たので諸国巡察視の村上源三郎、

じあ、逆らえば本田家はお取り潰しになるぞと言うと、ハハハッと平伏したので、そなた達は見なかった、事にしろ何処の下屋敷も、博打をやっておる、やるのは構わんがイカサマは、

いかん、


目こぼししてやるので引っ込んでおれと言うと、ハハハッと言うと傍を離れたのです、胴元は誰じあと聞くと、ヘイ、仙吉といいやすと言うので、ここに、金を総て持って来いと言う、

と、これだけですと出したので見ると、680両あります、元金は客に返してやれと言うと、返したので、イカサマはやらせないようにする、てなぐさみは取り上げぬ、今日はそれを持、

って帰るが良い、


明日からは又やっても、よいぞと言うと、客は帰っていったのです、仙吉この500両を、風呂敷にいれ担いで、お前の親分の処に案内しろと言うと、ヘイと言うと担いだので屋敷を出て、

繁華街に出て、時蔵と言うノレンのある家に行き、時蔵はいるかと聞くと、何の用だと子分が出て来たので、諸国巡察視の、村上源三郎である逆らうと、磔獄門じあぞと言うと、奥か、

ら、


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