番外編 少し詳しい設定集その2

舞刀術ぶとうじゅつ

 古代霊術の一種。刀が触媒。攻撃に特化した霊術であり、攻撃力だけで言えば古代霊術一を誇る。しかし消費霊力も古代霊術一。

 術者には刀を操る技術や多量の霊力だけでなく、霊術についていける程の身体能力が要求される。因みにアカリは修行中に何度かついていけずに骨を折ったり肉離れを起こしたり色々している。

 300年前の世界戦争で失われたと考えられていた。


千里眼せんりがん

 古代霊術の一種。旗が触媒。察知に特化した霊術。旗が大きくなればなるほど察知範囲は広がるがその分消費霊力は多くなる。触媒が旗の形状をしていなくとも術者が『これは旗である』という概念を強く念じていれば触媒として使用可能。

 その使用の手軽さから現在もよく使われている霊術ではあるが、国一つの全域を察知する程の術者はハルイチのみである。彼がよく使う旗はその大きさに加え彼の霊力により上下左右縦横大体10km程の察知が可能。


古代霊術

 モノを触媒として発動させる霊術。文字を使った霊術があまり発明されていない時代によく使われた。

 精霊などが使っていた術をモノにより無理矢理人間にも扱えるようにした代物の為、ハイリスクハイリターン。

 現代ではその殆どが廃れてしまっている。


魔銃まじゅう

 魔力さえ込めれば撃てるように開発科学技術の結晶。王国時代のテッラで発明された。元は魔力はあれど魔術を使う才能に恵まれなかった人々の為に作られた。

 魔術と同じような効果を科学でなんとかやりくりして再現しているので消費魔力は多い。つまりは燃費が悪い。しかし自由度は高いので敢えて魔銃を愛用する者もいる。


操舵魔術そうだまじゅつ

 魔術船を操縦する為の魔術。船体に予め魔術式や魔法陣を刻み込んでおき、そこに魔力を流すことで発動させる。例えるなら回路に電気を流すようなもの。

 単に色々刻み込めばいいという訳ではなく、式や陣の位置関係なども影響してくるので緻密な計算が必要。

 この世界には勿論、魔術船以外にも船はたくさんあるが、魔術船程の機動力や攻撃力などのスペックは持たない。

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