第1113話、わたくし、いっそ女神様が別の世界に転生して、勇者になってもいいと思いますの⁉

ちょい悪令嬢「──皆さん、もうご覧になりましたか? 現在絶賛放映&配信中の今期新作アニメのダークホース、『盾○勇者の成り上がり』Season2最新第10話!」




メリーさん太「え、長らく続いた『Fa○e stay night』劇場版【Heavens Feel】の検証が終わったと思ったら、今回もまたアニメの話題なの?」




ちょい悪令嬢「当然です! もう絶対この【座談会】に取り上げなくてはならないほどの、大注目の超展開を見せてくださったのですから!」


メリーさん太「『盾○勇者』が超展開って、ラフ○リアちゃんがロリ化した以外で? もしかして、今度はTSショタ化したとか?…………それともまさか、あの超絶クール美女のグ○スさんが、ロリ化したとか?」




ちょい悪令嬢「──何ソレ、見たい!」




メリーさん太「冗談半分に言っただけなのに、すげえ食いつきがいいな、おい⁉」




ちょい悪令嬢「見たい! 『ロリグ○ス』ちゃん、見たい!」


メリーさん太「落ち着け! それよりも、話を続けろ!(ちょい悪令嬢の頬を平手打ちしながら)」


ちょい悪令嬢「──うぐっ⁉………し、失礼いたしました、わたくしとしたことが、つい取り乱してしまって」


メリーさん太「……まあ、小さくておかっぱ頭の『和風ロリロリ♡』でありながら、相変わらずクール無表情なグ○スさんとか、ちょっと見てみたい気持ちもわかるけど、いくら何でも、そんな脈略も無いことはあり得ないだろう」


ちょい悪令嬢「──ところがどっこい! 実は今回、下手したらある意味『グ○スさんのロリ化』なんかよりも、驚くべきことが実現されたのです!」


メリーさん太「『ロリグ○スちゃん実装』よりも驚くべきこと? ──はっ、もしかして、リ○シアさんがロリ化した途端、これまで塩対応だった『弓○勇者』さんが、いきなりデレたとか?」


ちょい悪令嬢「──勝手に話を『ロリ化限定』にするなよ⁉ それに『弓○勇者』さんは、別にロリコンじゃ無いだろうが⁉」


メリーさん太「あはははは──それで、一体どんな驚愕の新展開を見せたわけなんだ?」


ちょい悪令嬢「……まあ、『グ○ス』さんと『勇者』に関係すると言うのは、当たらずとも遠からずって感じですけどね」


メリーさん太「あ、そうなの?」




ちょい悪令嬢「グ○スさんに関しては、これからレギュラーないしは準レギュラー的立ち位置となり、どんどんと出番が増えていく予定でして、最新10話においても、ほぼ『出ずっぱり』と言っても過言ではありませんでした」




メリーさん太「おお、それじゃ『グ○スさん大好き♡』なうちの作者が、さぞかし喜んだことだろうな?」


ちょい悪令嬢「……それが必ずしも、そうとは言えないんですよねえ」


メリーさん太「どうしてだよ?」




ちょい悪令嬢「本作の作者にとってのグ○スさんて、謎の存在としての『ミステリアス』なところと、敵としての『冷酷かつ絶対的強者』なところに惹かれたのであり、いきなり味方的な立ち位置となり人間くさくなったりしたら、魅力半減と言うものですよ!」




メリーさん太「……言いたいことはわからないでも無いけど、相変わらずこじらせているなあ、あいつってば。──それで、もう一つの『勇者』関係については、どうなんだ?」







ちょい悪令嬢「実は今回のエピソートにおいて、ラフ○リアちゃんがいきなり、『勇者』になってしまったのですよ!」







メリーさん太「……は?」




ちょい悪令嬢「しかも何と、自分が元々いたのとは、『別の世界の勇者』に」




メリーさん太「……は?」




ちょい悪令嬢「それと共に、尚○さんとの『(ラブラブ♡)隷属関係』も、完全解消されたりして」




メリーさん太「……は?」




ちょい悪令嬢「他にも細かい点を挙げればキリが無いですけど、あまりツッコむと『ネタバレ』の怖れが有りますので、一応この辺にしておきたいかと思います」




メリーさん太「──いやいやいや、現時点で十分驚愕の展開だよ⁉ 何だと、ラフ○リアちゃんが尚○さんとの隷属関係を解消して、別の世界──すなわち、尚○君たちの世界とは敵対している世界の『勇者』になっただと? どうしてそんなことに⁉」




ちょい悪令嬢「ねえ、さすがはうちの作者が太鼓判を押した、真に独創性がお有りな作家様! セオリー通りでしか『異世界転生』作品を書けない手合いでは、グ○スさんのように『主人公とは別の異世界に転生して勇者となった強敵』ですら思いもつかないと言うのに、主人公が一番信頼を置くヒロインキャラが、まさにそのグ○スさんと同じ世界の勇者に選ばれてしまうなんて、もはや『鬼才』のレベルに達しておられるのでは⁉」




メリーさん太「……まあなあ、主人公が現代日本からある特定の異世界に転生できたのなら、別の日本人がまた別の異世界に転生することも有り得るだろうし、異世界の住人がまた別の異世界に転生することも十分に有り得るだろうよ」


ちょい悪令嬢「そうですよね! その作品が『異世界転生』が可能な世界観であるのなら、別に『なろう系』ワンパターンの、『現代日本から別の世界への一度きりの転生』だけでは無く、あらゆるパターンが実現可能になってしかるべきなのです!」


メリーさん太「つまり、『盾○勇者』の作者様は、『異世界転生』というものの本質をしっかりと把握しているからこそ、いくらでも『応用』をきかせることができるってわけか?」




ちょい悪令嬢「そうなのです! 『四○勇者』の席が四つとも埋まっているので、まさかハーレム要員枠のヒロインの一人が勇者になるはずが無いと、誰もが油断している中で、『なろう系』の本質を心底理解していて、馬鹿げた『セオリー』なんかにこだわることなぞ無いからこそ、いきなり『別の異世界』を登場させて、突如として『世界観』そのものの枠を取っ払って『何でもアリ』にして、メインヒロインを『別の世界の勇者』に仕立て上げるという、『離れ業』をやってのけたわけですわ!」




メリーさん太「………いやでもよお、さっきから気になっていたんだけど、『盾○勇者』の作品世界で行われていることって、異世界『転生』では無く、異世界『転移』じゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「何言っているんですか、本作において何度も何度も述べているように、肉体丸ごと世界間を移動する異世界『転移』なんて、物理法則上──特に、『質量保存の法則』上、絶対に実現不可能なのですよ!」


メリーさん太「でもどう考えても、彼らが行っているのは、『転移』のほうじゃんか? 別に世界を移動するごとに、いちいち赤ちゃんからやり直したりはしていないし」


ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、実はこの点についても、『盾○勇者』最新話は、本作の作者ならではの『(トンデモ)持説』を、見事に実践してくださったのでございます!」


メリーさん太「……何だと?」




ちょい悪令嬢「何ともう一人のヒロインであるフィ○ロちゃんが、『人間形態』のほうはともかく、『鳥の魔族としての形態』のほうに関しては、移転するそれぞれの世界ごとに、『別の種類』へと自動変換することが発覚したのです!」




メリーさん太「……え、どういうこと?」


ちょい悪令嬢「実は元々の世界における鳥の魔族『フィロリ○ル』とは、あくまでもその世界独特の種族であり、今回移転したグ○スさんたちの世界には存在しなかったので、同じような存在である鳥の魔族の形態へと、自動的に変換されたのですよ」


メリーさん太「──そ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「そうです、本作における、『あらかじめショゴス等によって肉体を創っておいて、魂だけ別の世界から召喚して、事実上異世界転移を実現する』という、『裏技』そのものなのです!」




メリーさん太「な、なるほど、それだったら『異世界転移』のようでいて、実質上は(精神体限定の世界間移動である)『異世界転生』でしかないってことか」


ちょい悪令嬢「こんなところまで共通性が有るなんて、本作の作者が『盾○勇者』に対して、異常なまでにシンパシーを感じるわけですわ♫」


メリーさん太「……基本を抑えているからこそ、むしろいろいろと応用が利くってことでもあるよな」


ちょい悪令嬢「例えば今回のラフ○リアちゃんの『勇者化』にしても、その世界の勇者としての責務を果たすために、別の世界の勇者である尚○さんと敵対していくことになったりしてね☆」


メリーさん太「ちょっ、それはいくら何でも──」




ちょい悪令嬢「ただし、『逆のパターン』として、まさしく『愛の勇者』ラフ○リアちゃんこそが、これまで敵対していた両方の世界の、『友好の橋渡し』をすることになったりしてね♫」




メリーさん太「──うおおおおおおおおおお! それっていかにも有りそう⁉」




ちょい悪令嬢「ねえ、『盾○勇者の成り上がり』って、これからもますます目が離せないでしょう?」


メリーさん太「た、確かにな。『パピ○孔明』と『まちカ○まぞく』と『サマータイムレ○ダ』の三強で決まりと思っていた今期の春アニメだけど、思わぬ『ダークホース』が潜んでいたものだな」




ちょい悪令嬢「……それなのに、『ニコ○コ大百科』様の当該スレでは、現在においても非難囂々の有り様なのだから、ホント嘆かわしい限りです」




メリーさん太「──またかよ、あのアンチどもが⁉ しょうもな!」




ちょい悪令嬢「でも、あいつらが醜態を晒せば晒すほど、本作の作者の『慧眼』のほどが十二分にアピールできて、ホント助かりますわあ♫」




メリーさん太「……うわあ、駄目人間どもを『引き立て役』として有効活用しくさるなんて、どこの『黒サ○ラちゃん』だよ?」




ちょい悪令嬢「まあ結局のところ、これも毎回述べていることですが、アンチどもの『雑音』なんか気にすること無く、これといった気になる作品を見つけたならば、何よりも自分自身の目で確かめるべきだってことなのですわ♡」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る