第1053話、わたくし、『18禁ギャルゲ』のアニメ版である『マブ○ヴ』の、恐ろしさを思い知りましたの⁉

ちょい悪令嬢「──さて今回は、前回に引き続いて『最近視聴したアニメ作品の徹底考証』として、現在全話順次無料配信が盛り上がりに盛り上がっている、『トータル・イク○プス』について語り尽くしたいかと思います!」




メリーさん太「………………え、今更⁉」




ちょい悪令嬢「何ですか、今更って、メリーさん?」


メリーさん太「いや、またしつこく【アニメ談義】なんかやるのも、『悪役令嬢系Web小説』としてどうなのって思うけど、特に『トータル・イク○プス』に関しては、終盤部だけとはいえすでに視聴しているし、それに『マブ○ヴ』シリーズと言えば、中盤はまったく『BE○A』兄貴たちとは戦わず、人間同士の内輪揉めに終始するから、見るに堪えないって言っていなかったっけ?」


ちょい悪令嬢「わたくしもそう思いながら、とにかく無料配信されている順に流し見していたのですよ。そうしたらあたかも天啓が舞い降りるかのようにして、『マブ○ヴ』シリーズの『真理』に気づいたのです!」


メリーさん太「『マブ○ヴ』の真理、って……」




ちょい悪令嬢「もちろん、かの作品の原作ゲーム版があくまでも、『18禁のギャルゲ』であることでございます!」




メリーさん太「──それこそ今更かよ⁉ この期に及んでそんなことを、ほじくり返す意味が有るの⁉」




ちょい悪令嬢「大いに有りますよ! 『トータル・イク○プス』の現在の配信分は、是非とも『マブ○ヴ』シリーズの愛好家の皆さん全員に見てもらいたいので、盛大に『釣ろう』と思っております☆」


メリーさん太「──『フィッシング詐欺』前提かよ⁉」


ちょい悪令嬢「おや、わたくしは確かに『18禁』とは申しましたが、『エロゲ』とは申しておりませんので、別に詐欺では無いのでは?」


メリーさん太「『18禁のギャルゲ』に、エロが無いわけ無いだろ⁉」




ちょい悪令嬢「お忘れですか、これって『マブ○ヴ』なんですよ? 『エロ』では無く『グロ』方面で、18禁かも知れないではありませんか? ──何せ『トータル・イク○プス』と言えば、第2話の『BE○Aの兄貴☆お食事シーン』ですものね!」




メリーさん太「──そういえば、そうでしたッ!」




ちょい悪令嬢「話を戻しますと、どうして現在の配信分をできるだけ大勢のファンの皆様に見ていただきたいのかと申せば、久方振りに大々的にBE○Aの兄貴たちが出演なされているのですよ!」




メリーさん太「なっ⁉」




ちょい悪令嬢「いやあ、『マブ○ヴ』シリーズのアニメ版の常として、BE○Aの兄貴たちが本格的に出てくるのは、冒頭と終盤だけだと思っていたら、不意討ち気味のご登場で、思わず狂喜乱舞いたしましたよ♫」


メリーさん太「……いやでも、こんな中盤にBE○Aに出てこられたんじゃ、むしろ人間側に多大なる被害が出てしまったんじゃないのか?」




ちょい悪令嬢「それが何と、これまた『18禁ギャルゲパワー』で、見事に撃退したのでございます!」




メリーさん太「だから一体何なんだよ、その『18禁ギャルゲパワー』って⁉」




ちょい悪令嬢「それについては、後ほど詳しくご説明したいかと思うのですが、BE○A兄貴がご登場なされると言うことは、当然『作画カロリー』を大量に消費することになりますよね?」


メリーさん太「……まあ、そりゃそうだよな」


ちょい悪令嬢「すると、どうなると思います?」


メリーさん太「どうなる、って……」


ちょい悪令嬢「その直前の数話に、皺寄せが来るのですよ」


メリーさん太「──駄目じゃん⁉」


ちょい悪令嬢「いえいえ大丈夫です、何せ『18禁ギャルゲパワー』さえ有れば、何でも解決可能ですからね!」


メリーさん太「どうして『18禁ギャルゲパワー』なんかで、『作画カロリー』を節約できるんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「『BE○A回』前の数話においては、ロボットもバトルシーンもすべて省略して、メインキャラにはずっと水着を着せて、面倒くさい作画をことごとく排除したのでございます!」




メリーさん太「──何だよ、『軍事アニメ』のメインキャラが、常時水着姿って⁉」




ちょい悪令嬢「どうです、『18禁ギャルゲ』ならではでしょ?」


メリーさん太「いやいやいや、一つのエピソードの一部分のみの『水着サービス』シーンならともかく、数回にわたってメインキャラが水着オンリーなんて、『ロボットバトルアニメ』として成り立つのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「元々洋上訓練をかねて、水着姿で広報プロモーションビデオを撮影中だったところ、急激な天候の悪化によって、主人公とメインヒロインとソ連出身の訳あり美人兵士が、無人島に漂着するのですが、そこでシリアスな会話劇を展開するものの、三人共ずっと水着姿だったという」




メリーさん太「──それってもはや『お色気シーン』と言うよりも、むしろシュールだろ、『絵面』的に⁉」




ちょい悪令嬢「ところがどっこい、面倒な描写を省略した分、ちゃんとサービス精神を向上させていましたよ? なぜか普通の会話シーンだというのに、女性キャラの胸元を殊更強調したり、不必要なローアングルシーンを多用したりして♡」




メリーさん太「うん、確かに『18禁ギャルゲ』アニメならではだな⁉」


ちょい悪令嬢「──それが何と、『真打ち』は、まだまだこれからなのです!」


メリーさん太「……真打ち、だと?」




ちょい悪令嬢「以前も述べたように、今回の作戦には、同じソビエト連邦兵士でありながら、ロシア人兵士を快く思っていない連邦内各自治区出身の兵士たちが、主人公たちと悶着を起こしたために、主役のユ○ヤ君が自治区民部隊のリーダーである女性中佐殿から睨まれていたのですけど、いよいよ始まった実際にBE○Aの大群を相手にした『実戦訓練』中に、作戦本部の手違い(に見せかけた故意の策謀)によって、女性中佐殿の部隊を中心に大ピンチに陥るものの、完成したばかりのユ○ヤ君が搭乗する特別な戦術機『不○火・弐型』が、ついに本領を発揮して、強大なる長距離砲で無数のBE○A兄貴たちを一瞬で全滅させてしまうのですよ!」




メリーさん太「──ええっ、主人公の戦術機って、そんなにすごいのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「そうしたら何と、いかにも強面で下手すると『敵サイド』と思われていた、自治区部隊の隊長の女性中佐殿が、あっさりと主人公に『堕ちて』しまうという、『即オチパターン』だったりして☆」




メリーさん太「は?………………………な、何だそりゃあ⁉」




ちょい悪令嬢「これももちろん、『18禁ギャルゲパワー』の為せる業なのです」


メリーさん太「──何でだよ⁉」




ちょい悪令嬢「だって、『ギャルゲの主人公』君が、一見難攻不落と思われる美女&美少女ヒロインを次々に堕としていくのは、むしろ『王道』ではございませんか?」




メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、何よりも『18禁ギャルゲ』アニメとして見所いっぱいの『トータル・イク○プス』は、全話順次無料配信中の今こそ、ご視聴する最大のチャンスですよ♡」













ちょい悪令嬢「──とか何とか言っているうちに、何と『Y○uTube』の『アイ○スチャンネル』のほうでは、『アイドルマ○ター XEN○GL○SSIA』の全話無料配信が始まりましたよ!」




メリーさん太「……いや、これってあれだろ? 『アイ○ス』という『アイドルアニメ』の代表作シリーズの一つでありながら、『ロボットアニメ』でもあるので、各方面で物議を醸したという」




ちょい悪令嬢「むしろ、そう言った一見ミスマッチな作品こそ、本作の作者の大好物なのです!」




メリーさん太「そういや、あいつが唯一評価しているアイドルアニメって、『ゾンビラ○ドサガ』だったっけ……」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで(二回目)、本作の作者が個人的に大注目している『XEN○GL○SSIA』についても、全話視聴し終えた後で徹底的に考証をいたすつもりですので、乞うご期待!」










メリーさん太「……とか何とか言っているうちに(二回目)、導入部である第1話と第2話の【前後編】を一気に視聴したんだけど、確かに予想以上に本格的な『ロボットバトル』を披露してくれたものの、『アイ○ス』シリーズとして何よりも大事な、『歌唱シーン』がまったく無かったぞ⁉」




ちょい悪令嬢「──こ、これからですって! これからちゃんと歌唱シーンやライブシーンをたくさん登場させて、『歌の力』で全宇宙を救うのです!」




メリーさん太「『マク○ス』かよ⁉」

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