第1045話、わたくし、『マギ○コ』は『バッドエンド』だからこそ、すべての魔法少女を『救済』したと思いますの♡(前編)
ちょい悪令嬢「──さあ、これまで数回にわたってお送りして参りました、超傑作魔法少女アニメ『マギア○コード』の完結を記念しての、
メリーさん太「……ていうか、各動画サイト様での全話一挙無料配信も終了したと言うのに、いつまで続けるつもりなんだ? 今回でちゃんとケリをつけろよ?」
ちょい悪令嬢「大丈夫です、【FinalSEASON】どころか全シリーズにおいて『最高傑作』の呼び声の高い、『僕たちは失敗した』の
メリーさん太「ああ、元祖『ま○か☆マギカ』TV版で言えば第10話に該当する、いわゆる『過去回』や『ネタばらし回』と呼ばれるやつか。そりゃあ『すべての謎が明かされる』超重要回なんだから、人気が出るのも当然だよな」
ちょい悪令嬢「更には、い○はちゃんと『病院組』との、濃厚なる百合百合ムードてんこ盛りですからね♡ ──くぎゅうううううううううううううう〜〜〜♡♡♡♡♡♡」
メリーさん太「……そこら辺も、『ま○マギ』10話と同様なのか。うん、元々『ま○マギ』ファンだった勢力からは、大絶賛かもな。──それから、いきなり『釘○病』を発症するな!」
ちょい悪令嬢「極論すれば、このエピソードだけ単独で見ても、OKだと言う☆」
メリーさん太「いやそれだと、『マギ○コ』アニメ版全体に対する『ネタバレ』になるから、お薦めできないのでは?」
ちょい悪令嬢「──おお、メリーさん、いい『
メリーさん太「……総監督による、『最重要発言』、だと?」
ちょい悪令嬢「総監督は、こうおっしゃったのです、『「アニメ版マギ○コ」 は、「アプリ版マギ○コ」という唯一宇宙を、「円環」内にその一部分を映し取って補完した形になります』と!」
メリーさん太「なっ⁉ そ、それって!」
ちょい悪令嬢「ええ、結局『アニメ版マギ○コ』は、別に特別な世界では無く、元祖『ま○か☆マギカ』において無限に繰り返されていた、『ほ○らちゃんによるループ世界』の中の一つでしか無かったのです」
メリーさん太「──‼」
ちょい悪令嬢「つまり、【FinalSEASON】最終話のタイトルである『誰も知らない、私たちの記録』が示すように、『ま○マギ』シリーズにおいては、極ありきたりな取るに足りない世界でしか無く、ま○かちゃんやほ○らちゃんを始めとする『
メリーさん太「え、『マギ○コ』の世界って、『ま○マギ』世界全体にとって、唯一無二の『特別な世界』だったんじゃ無いの?」
ちょい悪令嬢「それはあくまでも、『アプリ版マギ○コ』の世界のほうです」
メリーさん太「同じ『マギ○コ』なのに、アニメ版とアプリ版とで、そんなに違いが有るのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「そうです、『アプリ版』のほうこそ、『ま○マギ』全シリーズにおいて、唯一の『例外的世界』なのですわ」
メリーさん太「……いや、い○はちゃんが魔法少女になって、『病院組』が死ぬことの無かった世界って、一つだけじゃ無かったのかよ?」
ちょい悪令嬢「本作の作者自身は未確認ですけど、『ゲーム勢』の皆さんの間ではそれが定説になっているようですが、最も『肝心』なのは、そこでは無いと思うのですよ」
メリーさん太「何だよ、『マギ○コ』世界にとって、肝心な点て?」
ちょい悪令嬢「それこそは、『
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「すると、どうなると思います?」
メリーさん太「……ま○かちゃんが『アルティメット化』する必要が無くなり、魔女が存在する世界が続いていくことになる?」
ちょい悪令嬢「そうです、『ま○マギ』の世界線とは『別の世界線』が存在していることになるわけで、これこそが『アプリ版マギ○コ』における、『最も肝心な点』なのです」
メリーさん太「……そうか、い○はちゃんや病院組が魔法少女となっている世界が無限に有ったとしても、『
ちょい悪令嬢「一言で言ってしまえば、同じ『マギ○コ』と言っても、『アニメ版』と『アプリ版』とでは、まったく別の世界(線)であるとも言えるのですよ」
メリーさん太「……いや、これって、本当にいいのかよ?」
ちょい悪令嬢「いいのか、とは?」
メリーさん太「『アニメ版』には当然のこととして、『アプリ版』の販促目的も有ったわけだろう? これではまるで、『アプリ版』を否定しているようなものじゃ無いか?」
ちょい悪令嬢「確かに否定はしていますが、販促に関しては、けして『マイナス効果』だけとは言えないでしょう」
メリーさん太「否定しているのにマイナスでは無いって、何だそりゃ?」
ちょい悪令嬢「ですから、すでに各SNSや『ニコ○コ動画』様のコメント等を始めとして、ネット上に現れている新たなる『う○ちゃんbot(w)』が、散々つぶやかれているではございませんか? 『──「アプリ版」をプレイして、そうすれば「アニメ版」の視聴者の皆様は、救われるから』ってwww」
メリーさん太「な、なるほど、あえて『バッドエンド』ルートをアニメ化することによって、『……お客さん、「ハッピーエンド」ルートがお望みなら、「アプリ版」が有りまっせ☆』と、売り込むわけか? 策士じゃのう。どこかの『パリピ軍師』かよ⁉」
ちょい悪令嬢「『アプリ版』では、『アニメ版』最大の犠牲者の黒○さんも、現在大活躍中ですしね♫」
メリーさん太「……でもさあ、『アニメ版』だけを見ていた視聴者にとっては、あんな重要キャラをばんばん死なせる『バッドエンド』なんて、あまりいい感情で受けとめられないんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「──おお、いい質問です、まさにそれこそが、この【座談会】における『マギア○コード』アニメ版に対する、最終的『総括』そのものと申せましょう!」
メリーさん太「最終的総括、って?」
ちょい悪令嬢「果たして『マギア○コード』アニメ版は、本当に『バッドエンド』だったのか?──でございます☆」
メリーさん太「──はああああああああああ⁉ おいおい、あれが『バッドエンド』じゃ無かったら、一体何だと言うんだ⁉」
ちょい悪令嬢「あら、何が『バッド』で『ハッピー』かは、人それぞれによるのでは無いでしょうか?」
メリーさん太「うぐっ⁉ それは確かに、そうだけd──」
ちょい悪令嬢「特に黒○さんにとっては、どうだったんでしょうね?」
メリーさん太「──はああああああああああ⁉(2回目) よりによって黒○さんて、間違いなく彼女にとっては『バッドエンド』だろうが⁉」
ちょい悪令嬢「──それがそうとも、言えないのです」
メリーさん太「……へ?」
ちょい悪令嬢「実はですねえ、本作の作者ってば、元祖『ま○マギ』TV版の最終話を視聴していて、アルティメット化したま○かちゃんのことが、むしろ『死神』みたいに見えたそうなのですよ」
メリーさん太「──はああああああああああ⁉(3回目)」
(※後編に続きます)
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