第1018話、わたくし、『ウクライナなんかどうでもいい』と言っておいて正解でしたの♡

ちょい悪令嬢「──いやあ、わたくし感動いたしました!」




メリーさん太「……何だよ、またしても冒頭いきなり。『感動した』って、ウクライナの大統領閣下の、ドイツでのオンライン演説でも見たのか?」




ちょい悪令嬢「──ふざけるな! あいつロシアの侵略行為を『真珠湾奇襲』に例えたのに飽き足らず、今度は旧ドイツ軍の『レニングラード包囲戦』を引き合いに出したんだぞ⁉ どの面下げてドイツに救援を求めてやがるんだ、あの『ペテン大スキー』コメディアンが!」




メリーさん太「──どうどう落ち着いて! ドイツの人たちはそれ程怒ってないようだから、あんたがそんなに憤慨する必要は無いだろ⁉」


ちょい悪令嬢「……何だよ、あの『八方美人』野郎は? 第二次世界大戦当時の、蒋○石総統閣下を思い出すぜ」


メリーさん太「ああ、あいつの『被害者ビジネス』そのままの『乞食外交』も、相当なもんだよな。そのお陰で欧米の同情と協力を取り付けて日本に勝利できたんだから、大したものだったけど(※『総統』が『相当』って、別に洒落じゃ無いからな?)」


ちょい悪令嬢「それで第二次世界大戦後は、あっさりと国内ゴミュニズム勢力に敗北して、タイヴァーン島へと逃げ込んでやんのwwwwww」


メリーさん太「……おいおい、なんか今回の『ウクライナ問題』の行く末を暗示してないか、それって。結局中つ国の現ゴミュニズム政権が、『漁夫の利』を得たりしてな。あそこって、ロシアはもちろんウクライナとも友好関係にあるしね」


ちょい悪令嬢「──中つ国なんて、どうでもいいのですよ! 問題はあくまでも、ウクライナそのものなのです!」


メリーさん太「え、ウクライナが他にも何か、やらかしてしまったのか?」




ちょい悪令嬢「駐日ウクライナ全権大使とかいう糞野郎が、『今回日本はたった5分だけの地震、大変でしたねえ? ──とはいえ、うちのウクライナは21日以上も、戦争で苦しんでいるんですけどねえ?』とか何とか、煽ってきやがったのですよ!(※正確には、別のウクライナ関係者によるSNS上の発言を、全権大使が自分のSNS上で紹介しただけなのですが、そんなものわざわざ紹介すると言うことは、こいつ自身も『同意見』ってことだよなあ?)」




メリーさん太「──はあああああああああああああ⁉ 何だそりゃあ!」




ちょい悪令嬢「ちなみに今回の地震によって、少なくとも四名の日本人がお亡くなりなっているのですよ。これまでロシア軍の侵攻によってウクライナ人が何人お亡くなりになったか存じませんが、ここで改めて言うまでも無く、人の命に軽重はございません。一人一人の命が、地球と同じだけ『重い』のです! なのにまるで日本における地震が『取るに足りない』ことのようにほざきやがって、おまえ同じ言葉を、今回の震災の被害者やその御家族の前でも言えるのかよ⁉」




メリーさん太「……す、すごい、こいつむちゃくちゃ怒りをやがる…ッ。いつもだったら『ウク○イナの蛆虫どもが百万匹ひねり潰されようが、日本人様お一人の命にも値しねえんだよ⁉』くらい、言いそうなものなのに⁉」




ちょい悪令嬢「ホント、今回の『ウクライナ問題』については最初の最初で、『ウクライナとロシアとの、どちらが正しいとか関係無い、最も重要なのは、日本国にとっての利益だ!』と宣言していて良かったですわ。──もちろん、今更ロシアに対する制裁をやめる必要は無いけど、もうこれ以上ウクライナを支援する必要もございませんわ!」




メリーさん太「うちの作者がロシアを蛇蝎のごとく嫌っているのは、大戦末期の卑怯極まりない条約破りと民間人に対する虐殺こそが原因なのであり、それは現在のロシア一国だけでは無く、同じくソビエト連邦を構成していたウクライナも対象にしているのだから、そもそも一方だけに肩入れする必要は無いしな。──とはいえ、どうやら国会においては、ペテンスキー大統領閣下(仮名)の日本におけるオンライン演説を、認める方向に動いているようだけど?」




ちょい悪令嬢「……やはり現在の政党はすべて排除して、真の主権国家『シン・ニッポン』を樹立すべきですわねえ」




メリーさん太「──うおいっ、どさくさに紛れて、『国家転覆レベルの危険思想』をぶちかますんじゃ無いよ⁉」


ちょい悪令嬢「何が『危険思想』ですか? 日本国憲法においては、いかなる『思想』も禁じられておらず、『結社の自由』すら保証されているのですよ?」


メリーさん太「──うっ⁉」


ちょい悪令嬢「しかも今の発言は、『国家転覆』を宣言したわけでも、これをお読みの皆様に対して何かしら唆したわけでもございません。何せ現在のすべての政党を根絶させる方法としては、普通に選挙等の手続きを経るだけで十分可能なのですからね」


メリーさん太「──ううっ⁉」


ちょい悪令嬢「それに何よりも、現在の政党は政権与党を始めとして、すべて『ダメダメ』であるのは事実でしょうが? 今回の『ウクライナ問題』なんて始終後手後手だし、本来なら日本こそが『ウクライナ問題』を最初から画策して、ロシア首脳部を扇動して侵攻させて、その隙に極東ロシア大陸を丸ごと分捕るくらいしても良かったのですよ?」


メリーさん太「──うううっ⁉」


ちょい悪令嬢「それなのに、これだけウクライナごときにコケにされたまま、馬鹿面下げてペテン(略)大統領ふぜいにオンライン演説をやらせて、更にまたとんでもない発言を許したりしたら、日本は世界の笑い物ですよ。──特にロシアや中つ国なんかは、『それ見たことか』と大爆笑するんじゃありませんの?」


メリーさん太「──ううううっ⁉」


ちょい悪令嬢「とにかく、現在の『主体性のまったく無い事なかれ政権』では、日本は他のすべての国から舐められっぱなしでございましょう。一日も早く、『真に完璧なる主権』を取り戻さなければ!」


メリーさん太「……すげえ、本来ならとてつもない『危険思想』のはずなのに、完全に『理路整然』としていて、反論の余地がねえ」


ちょい悪令嬢「これからわたくしのことは、『令和のゲ○ベルス』とお呼びくださいませ☆」


メリーさん太「──呼ばねえよ⁉ やっぱり、『危険思想』以外の何物でも無いじゃん!」




ちょい悪令嬢「まあ、冗談はともかくとして、現在のウクライナについては、大統領本人にしても、駐日全権大使にしても、『渉外』というものが下手くそ過ぎるのでは? いくら明確なる侵略戦争の『被害者』であるとはいえ、他国の感情を無視して何でも言ってもいいわけでは無いし、そこら辺の配慮が足りないと当然のことながら、他国の信頼を得ることなぞできず、結局は自国の利益を損ないかねないことを、肝に銘じていただきたいと思いますわ」




メリーさん太「……うん、確かに正論だけど、それってまったくもって、『他人事』では無いのでは?」




ちょい悪令嬢「そうなのですよ、これまた最初から申しておるように、そもそも『ウクライナのことなんてどうでもいい』のです! 大切なのは、『日本の在り方』自体なのでございます!」




メリーさん太「──だから、この御時世において、ウクライナのことをどうでもいいとか言ったら、マズいってば⁉」




ちょい悪令嬢「はあ? 日本における地震について、いかにも『どうでもいい』ようにほざきやがった糞どもなんて、どうでもいいではありませんか?」




メリーさん太「──うぐっ⁉」




ちょい悪令嬢「むしろ今回、『ウクライナ侵略戦争』が起こって、日本にとっては『好都合』でしたわ♫ 何よりも日本国民全体における『防衛意識』が格段に跳ね上がったし、全世界的にロシアに対して情け容赦ない『経済制裁』を課すことになって、十分弱体化した暁には、北方領土はもちろん場合によっては『それ以上』を奪取する可能性が高くなりましたし、ここで政府与党が下手にトチらなければ、日本における『長年の悲願』の達成も、けして夢ではありませんわ♡」













メリーさん太「……なんか、普通にトチりそうで、不安なんだよなあ、日本の現指導層って」










ちょい悪令嬢「……つうか、今回は『SHIR○BAK○シ○バコ』について語る予定だったのに、結局『ウクライナ』に対するディスり大会で終始してしまいましたわ。実は冒頭で『わたくし感動いたしました!』と申したのは、某動画サイト様で無料配信された、『SHIR○BAK○シ○バコ』のTV版全話と劇場版のことだったのですの」




メリーさん太「え、そうだったの⁉ ついに本作の作者も、『SHIR○BAK○シ○バコ』に魅了されたわけか?」




ちょい悪令嬢「もちろん、これについては、後日改めて詳細に語らせていただこうかと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします♫」

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