第755話、わたくし、百害あって一利なしの『夫婦別姓』を門前払いした、最高裁を支持しますの♡(後編)

ちょい悪令嬢「ほんのこの間まで、民間の賃貸住宅においては、『同性愛者』はもちろん、『家族でも無い外国人の複数の入居』はお断りされておりました。風紀上問題があるのは当然として、何よりも他の真っ当な居住者が嫌がりますから、経営者としては商売になりませんしね。──しかし、『似非ジェンダー』勢力のごり押し的社会運動によって、今や同性愛者と言うだけで入居拒否することは、『差別主義者』としてレッテルを貼られて糾弾されかねないのです。しかも更に『LGBT保護法』や『同性婚』が成立した地獄のような状況になってしまえば、下手したら『法令違反』として処罰されかねなくなり、名字が異なる同性同士という、本当に夫婦かどうか定かでは無い胡散臭いやつらが、どんどんと我が物顔で入居してくるようになることでしょう。──そうしたら、どうなると思います? まさに『悪貨は良貨を駆逐する』そのままに、真っ当な居住者の皆様が、とても堪えきれず退居していき、その集合住宅を丸ごと、『似非ジェンダー』勢力が乗っ取ってしまうという状況も、十分危惧されるわけなのですよ」




メリーさん太「──ちょっと待て! 本作において以前より何度も述べているように、もしも『似非ジェンダー』勢力が、本当に『外国勢力の工作員』だったとしたら……」




ちょい悪令嬢「ええ、実質上の『日本侵略』が、着々と進行していくってわけですよ」




メリーさん太「……そ、そんな」




ちょい悪令嬢「もちろんこれはあくまでも、『想像し得る限り最悪の状況』を想定したものであり、実際にこんなことになる可能性はかなり低いと思われますが、以前『オリンピック』関係において本作でも述べたように、『常に最悪の状況を想定しておく』ことこそ、『為政者』にとっての最大の使命なのであり、この『夫婦別姓』に対して、最高裁判所はもちろん、現政権がどのような判断を下すのか、非常に見物であると申せましょう♡」
















メリーさん太「──はい、と言うことで、まさに現在リアルタイムに、『夫婦別姓』に関する最高裁判所の判決が発表されました!」




ちょい悪令嬢「最高裁判所、バンザーイ! 日本国憲法、バンザーイ! 世界に冠たる最強レベル軍隊による専守防衛が実現する平和大国日本、バンザーイ!」




メリーさん太「……もはや皆様もようくご存じの通り、『常識派』や『憲法擁護派』の大勝利であり、いたずらに日本国の根幹をなす戸籍制度を破壊しようとした不埒者どもに対して、司法権の最高権威が鉄槌を下すといった、至極当然の結末となりました!」




ちょい悪令嬢「いやあ、当然と言えば当然ですが、あれ程完璧なる司法判断が下されるとは、むしろびっくりしたほどでした」


メリーさん太「『憲法破壊派』どもが、負け惜しみすらできないくらい、下手な『参考意見』すら付帯すること無く、完全に『切り捨てた』からな」


ちょい悪令嬢「……おい、『日本の社会システム破壊工作員』ども、ぐじぐじと言い訳する暇があるのなら、まずは『ごめんなさい』だろうが? どこまでクズなんだ、おまえら。てめえらは『負けた』んだよ。これに懲りたらもう二度と『下らないこと』なぞ口に出さず、社会の隅っこで大人しくしていろ!」


メリーさん太「某野党のクソ国対議員なんかは、『最高裁判所が間違っている!』とか言い出してやがるからな。低脳野党議員は『三権分立』も知らないのか? どこかの未開のザコ半島人同然だなw おまえ今すぐ議員バッチを外せ。立法府の一員でありながら、司法権の最高機関を侮辱するなんて、『懲罰』ものだぞ!」


ちょい悪令嬢「まあまあメリーさん、こらえてこらえて、せっかくの祝賀ムードが、台無しですよw クソザコナメクジ弱小野党の売国対策議員に、負け惜しみくらい言わせてやりましょうよ、ぎゃははははははwww」


メリーさん太「しかしそれにしても、どうしてこのような『完全勝利』の判決が下されたのでしょうか? もちろん『常識的に考えて当然』ですけど、司法判断としては、また別の話ですし」


ちょい悪令嬢「簡単なことですよ、判決文にも記されてますが、日本国憲法の『基本』に則っただけです」


メリーさん太「憲法の基本、ですか?」




ちょい悪令嬢「本作においても何度も何度も申しておりますが、確かに日本国憲法は『個人の自由と権利』を保障しておりますが、それはあくまでも『日本国民全員の利益』たる『公共の福祉』を侵さない範囲に限定されているのであって、『夫婦別姓の実現』程度の『個人的わがまま』と照らし合わせてみたところ、現在の民法その他の法令に『違憲性』なぞまったく認められないという、極めて理に適った判断が下されただけですわ」




メリーさん太「現在の各法令自体、民主主義を体現したものばかりなのだし、それに対して『不備がある』と決めつけるには、『夫婦別姓』はあまりにも力足らずだったというわけか…………さすがは『ジェンダー四天王』のうちの最弱、秒殺で消え去ったか」




ちょい悪令嬢「簡単な話ですよ、『夫婦別姓』が実現して、この世の中、少しでも良くなりますか? 別に何のメリットも無いじゃないですか? これが『すべて』ですよ。──そう、『夫婦別姓』とかいった何の益も無いものなぞ、元々議論をする必要も無かったのです」




メリーさん太「──言われてみれば⁉」




ちょい悪令嬢「あと、惨めったらしく負け惜しみで、『別に今回の判決では、憲法を改正する必要は無いんだ! 民法その他を改正すればいいんだ! 「九条」万歳! 「宗主国スポンサー」様に対して先制武力攻撃なんて、絶対させないぞ!』とかわめきちらしている、『エセ護憲派』どもよ、おまえらもう少し『憲法と法律との関係』というものを勉強しろや? 今回の最高裁判決によって、『、現在の民法における夫婦規程は、現在の憲法に照らし合わせて、違憲では無い』という判断が示されたんだから、国会で『夫婦別姓』を成立させるために民法を改正しようとしたら、完全なる『違憲行為』になってしまい、どうしても『夫婦別姓』を成立させようと思ったら、先に憲法を改正しなくてはならないんだぜ?(一部詭弁と極論ですw) ──おお、気が合ったな? 併せて一気に『九条』も改正して、『夫婦別姓』とか『LGBT』とか『同性婚』とかを無理強いして、『日本破壊工作』を指示している、おまえらの『宗主国スポンサー』様を一切合切滅ぼして、問題を根底から完璧に解決しようぜwww」










【補足説明】どうして今回の最高裁における憲法判断のみで、これ以降『夫婦別姓』を目的とした民法等の改正が『違憲行為』になるかのか、もう少々詳しくご説明申し上げますと、そもそも日本国における『民法』ってんですよ。現行のままでちゃんと個々の国民の自由と権利とがしっかりと守られており、改正する必要なんてほとんど無いのであり、下手に改正しようものなら、すでに現時点において民法によって守られている、大多数の国民の皆様の権利関係が損なわれてしまいかねないんですよ。──よって、民法を改正するためには、『それなりの理由』が必要であって、例えば民法を改正することによって国民の利益が今まで以上に増大するとか、現在の民法のままでは国民にとって不利益が多過ぎるとかいった、『妥当な理由』が必要なのです。つまり今回の憲法判断においては、『夫婦別姓は民法を改正してまで実現するメリットは無い』と明言されたわけですので、たとえ『立法府』である国会においても、少なくとも『夫婦別姓を理由として』民法を改正することは、『違憲行為』として許されなくなるのです。


 ……まあ、一つの可能性として、別の何らかの理由によって民法が改正されることになり、それにより偶然にも『夫婦別姓が認められることになる』ことも無きにしも非ずですので、まったく不可能とは言えないんですけどね。(可能性としてはほとんど『ゼロ』だけどなwww)

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