第534話、わたくし、『上位存在』なんて存在しないので、『ひぐ○し』のメタ化は無いと思いますの♡(中編)

ちょい悪令嬢「──前回の後書きでお知らせした、今年の【ハロウィン特別編】についてですが、以前連載いたしました『日本でこそこそエルフちゃん』の新作を、短期限定版として連載することにいたしましたので、どうぞよろしくお願いいたします♡」




メリーさん太「えっ、よりによってアレを、またやるのかよ⁉ 大丈夫なのか?」




ちょい悪令嬢「心配いりませんって、何せすべて現実の『時事問題』のみを、テーマにするつもりですからね! ちなみに予定している各話タイトルとしては、『わたくし、日本でこそこそエルフちゃん──改め、エルフ「容疑者」ですの⁉』を始めとして、『わたくし、クビにされた迷い警察犬を、(おいしく)いただいちゃいますの♡』に、『わたくし、インフルエンザワクチンは、エルフ半島製を推奨しますの♡』等々を、予定しておりますの☆」




メリーさん太「──むしろ、不安しかねえ⁉」




ちょい悪令嬢「あと、前々からお知らせしていた、『三角諸島、暁の大決戦!』につきましても、このハロウィンシリーズの一つとして、公開しようかと思っております」




メリーさん太「余計悪いよ⁉ それってもはや、ハロウィンでもエルフでも、無いだろうが!」




ちょい悪令嬢「でも、エルフはもちろん、『三角諸島』編に登場予定のオークも鬼も、ハロウィンの主人公としては、何も間違ってはいないではありませんか?」


メリーさん太「──うっ」


ちょい悪令嬢「と言うことで、『ひぐ○しのなく頃に』に関する考証については、できるだけ今回と次回との中後編にて終わらせて、次々回から【ハロウィン特別編】を始めたいかと思います♫」


メリーさん太「……おいおい、せっかくいろいろとアイディアが浮かんできて、創作意欲が高まっているんだったら、この際他人様の作品の考証なんてとっととやめて、オリジナル作品のほうを優先すればいいじゃないか?」


ちょい悪令嬢「それが、そういうわけにも行かないんですよ」


メリーさん太「どうしてよ?」




ちょい悪令嬢「何と現在『ア○マTV』様において、『ひぐ○しのなく頃に』旧アニメ版第一期の、全話無料配信が行われているのです!」




メリーさん太「──デジャブううううううううううううううう!!!」




ちょい悪令嬢「ど、どうしたのですか、メリーさん⁉ いきなりわけのわからない、雄叫びなんか上げて?」


メリーさん太「えっ、えっ、もしかして、ループしているの? 実はここは、昭和58年の雛○沢村だったりして?」


ちょい悪令嬢「ちょっと、しっかりしてください、メリーさん⁉」


メリーさん太「あ、あなた、本当は、『アウアウローラ』だったのね⁉ それで、本当は『フレ○リカ』であるあたしを『古手梨○』に堕として、この雛○沢村に『ゲームの駒』として、閉じ込めていたのでしょう⁉」


ちょい悪令嬢「──いい加減、目を覚ましなさい! ここは雛○沢なんかでは無いし、あなたは都市伝説でわたくしは悪役令嬢であり、『魔女』なんかでは無いでしょうが⁉」


メリーさん太「──ハッ、あたしは、一体何をッ⁉」


ちょい悪令嬢「……おそらくは、『ひぐ○しのなく頃に』旧アニメ版第一期の、全話無料配信が行われていることが、よほどショックだったのでしょう」


メリーさん太「そうそれよ! 一体どういうことなの⁉ 第一期はもちろん第二期の『解』すらも、ほんのこの前『ア○マTV』様において、全話一挙無料配信されたばかりだったじゃないの⁉(本作の作者はその際初めて、『ひぐ○し』旧作版を全話視聴することができました♡)」




ちょい悪令嬢「もちろん、現在絶賛放映&配信中の、『ひぐ○しのなく頃に』アニメ版完全新作『業』を視聴する上での、『新規勢』の皆様に対する配慮ですよ。何せ旧作を見ていたほうが、俄然新作が楽しめるのは間違いないし、むしろそうで無いと、『新規勢』様を置いてけぼりにしかねないですからね」




メリーさん太「──何と、『新規勢』様だけの配慮のために、そんな大出血サービスを、何度もやってくださっているのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「それだけ現行の『業』が話題騒然となっていて、『新規勢』の皆様の旧作版への興味が跳ね上がって、各動画サイトとしても、そのニーズに応えざるを得なくなったのではないでしょうか?」




メリーさん太「……確かに旧作を何度全話無料配信しようとも、大勢の『新規勢』を取り込んで、有料の新作へと誘導できれば、収益的に問題は無いよな」


ちょい悪令嬢「何と言っても『ひぐ○し』は、『考察』することこそが最大の楽しみなんですからね! 旧作アニメ版をも押さえておくことは、むしろ『必須』でしょう!」


メリーさん太「本作においても何度も何度も言ってるように、ネット上の各まとめサイトでは、『考察スレ』がどんどんと立てられて、大盛り上がりに盛り上がっているしね」


ちょい悪令嬢「その熱きムーブメントを目の当たりにした、本作の作者みたいな、これまで『ひぐ○し』を一切見たことの無かった『新規勢』が、今からでも何とか参加したいと思うのは、当然の成り行きですよね」


メリーさん太「何せ『ひぐ○し』は、同人ゲームとしてもアニメとしても、史上屈指の超傑作だからな。特にループ作品モノとしては、やはり超革新作である『ま○マギ』や『シ○タゲ』や『リゼ○』に、多大なる影響を与えたことだし、『考察厨』や『アニオタ』にとっては、『必見の作品』の一つであるのは間違い無いだろう」


ちょい悪令嬢「そんな時に、旧作版を全話一挙無料配信してもらえるなんて、もう感無量ですよ!」


メリーさん太「……何か、最近の本作においては、『もしかして、ア○マの回し者かよ⁉』と思われかねない様相を呈してますが、作者自身が今回の無料配信に大変お世話になったのは、疑いようの無い事実ですからね」


ちょい悪令嬢「ていうか、この【座談会】自体が、今や『ひぐ○し考察スレ』の一つのようなものだしw」


メリーさん太「……やはりこの作者って、そのうち『まとめサイトの管理人』にでも、転身するつもりなんじゃないのか?」


ちょい悪令嬢「とはいえ、今回の配信はあくまでも、特別出血サービスの期間限定版と言うことで、後二日ほどで終了する予定ですので、『ひぐ○し』旧作版を未見の方は、是非ともこの機会を逃さずに、早めにご視聴なされることをお勧めいたしますわ!」


メリーさん太「でも、あれって第一期だけで24話もあるから、今からじゃ時間が足りないんじゃないの?」


ちょい悪令嬢「真の『アニオタ』だったら、10時間連続マラソン視聴くらい、軽い軽い♫ 何せ『ニコ○コ動画』様のほうでつい先日開催された、『ひぐ○し』第一期&第二期一気生放送のほうは、強制的に24時間連続視聴をさせられたほどですしねえ」


メリーさん太「──何その、オタク限定の、地獄の耐久マラソンレースは⁉」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、制作スタッフの皆様を始めとして、いろいろな方に支えられて、すでに多くの人々の反響を呼んでいる、『ひぐ○しのなく頃に業』ですが、果たして今回も(『うみ○このなく頃に』のラストのように)メタオチなんかをやらかして、せっかくの予想以上の支持者の皆様から、総スカンを食らってしまうことになるのか⁉ 最大の焦点である『うみ○こ』及び『ひぐ○し』両方のキーパーソンである、『魔女』とも呼ばれる『上位存在』なる者が、本当に存在し得るのか、考証の後半戦に入ることにいたしましょう!」




メリーさん太「──始めるのが、遅いよ⁉」




ちょい悪令嬢「本作の作者は、指折りの『スロースターター』ですので」


メリーさん太「それって、いかにも誇らしそうに言うことじゃないよね⁉」


ちょい悪令嬢「ほらほら、いちいちイチャモンをつけていると、いつまでも本題に入れませんよ、いいのですかあ?」


メリーさん太「ぐっ………それじゃあお伺いしますけど、前回の話からすると、『上位存在』の代表格である『外なる神アウター・ライター』──言うなれば、もしも世界そのものが小説であった場合における、『作者』的な存在についても、本人はただ単に自分の世界の中で小説を書いているだけで、他の世界を創造しているどころか、自分の世界以外は認識できないという話だったけど、そうなると、ある世界の外側に存在して、文字通り『神様』そのままに全能の力を行使できる『上位存在』なんて、まったくいないってことになるわけ?」




ちょい悪令嬢「一応、いるにはいますよ?」




メリーさん太「え、本当に⁉」




ちょい悪令嬢「いるもいないも、本作における『神様』の代名詞そのものであり、ありとあらゆる世界を夢見ながら眠り続けていると言われている、中国神話最高位の神龍、『ホワンロン』ですよ」







(※後編に続く)

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