　ダンフォールがいた世界。

　ゲームのシステムと非常に類似した世界。

　この世界の大陸には数多（あまた）の国が乱立し、互いに覇を競っていた。

　人類にはそれぞれ【職業（ジョブ）】が割り振られ、【ダンジョン】に侵入して自らを鍛えあげる。これがこの世界の戦士であった。

　●人類（プレイヤー）側

　そして、数多くある国においても各々の皇帝から一目置かれる大国が七つあり、その大国の先導者は畏敬の念を込めて【皇帝七師（こうていしちし）】と呼ばれていた。

【皇帝七師（こうていしちし）】

　・魔王（デーモン）

　・太陽王（ソレイユ）

　・奴隷王（アウトカースト）

　・黒死王（ペスト）

　・老王（ヴェテラン）

　・冒険王（リスク）

　・征服王（オキュパイ）

　●化け物（モンスター）側

　ダンジョンには凶暴な化け物（モンスター）達が潜む。しかし金銀宝石やアイテム、装備品を求めてダンジョンに侵入する輩は少なくない。

　死ぬかもしれないというのに……。

　特に恐ろしいのは、特定のダンジョンに生息せず、ダンジョン間を自由に動き回る七体の伝説の化け物（モンスター）達だ。

　ダンジョン間を行き来するその通路は【幻道（げんどう）】と呼ばれ、それら七体の圧倒的戦力もあって神と恐れられる。

　彼等の存在が明らかになると、その化け物（モンスター）達はこう呼ばれるようになった。

【幻道七神（げんどうしちしん）】と……。

【幻道七神（げんどうしちしん）】

　・蟲神（ベルゼブブ）

　・空神（ホウオウ）

　・獅子神（グリフォン）

　・血神（ヴァンパイア）

　・巨神（アトラス）

　・賢神（オーディン）

　・世界神（イザナミ・イザナギ）

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