さんにんめ。
あーあ。
なんでよそ見しちゃったんだろ。
さんにんめ。とか言ってさ?正直ひとりめだよね。
一番かっこよくて、
一番一緒にいたくて、
一番目が離せなくて、
一番に色んなこと知りたいって思っちゃって、
一番に応援したいって思っちゃって、
一番、大好きでさ。
正直、今までの恋って、
君を好きだったことが頭から離れてなかったからさ。
もしかしたら、口では君以外を好きって言っててもさ。
そんなときも、君が好きだったのかも。
だから、彼女がいるって知って、
しかもその彼女が好きな理由が「一緒にいて楽しい」って言われて、
てか、三か月も黙ってられたって知って、
悔しくて、
情けなくて、
なんか、そこが違ったんだろうなぁ。
そーだよね。私明るくないし、
そんなスタイルもよくないし、
顔だってあの子の方が可愛いし、
中学ずっと同じクラスだったもんね、君とあの子。
私は一回も同じクラスじゃなかったし。
あーあ。
ここで嫉妬するから、あの子に負けちゃうのかなぁ。
なにより、何でよそ見しちゃったんだろうなぁ。
都合良い女だなぁ、私。
死ねばいいのに。(笑)
あ。
そんな大好きなあんたでもさ、
私に三か月も黙ってたのはむかつくからさ。
お返しに嘘つくけど許してね。
おあいこだからね。
「最近引きずってた恋って、あんたのことじゃないから笑」
「お幸せにね!」
…もう、ほんとにやだなぁ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます