118_愛情料理

君と出会った頃の君の料理は

見た目はぐちゃぐちゃで

塩加減もめちゃめちゃで

お世辞にも美味しいとは言えなかった


それでも毎日食べたいと思っていたよ




君を知ってしまった君の料理は

見た目は完璧で

塩加減も絶妙で

きっと誰しもが美味しいと言うだろう


それでももう食べたいとは思わないよ




愛情ってこんなにも大事だなんて


愛情ってこんなにも人を狂わせる


愛情って

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る