113_未来の前線

バカにしてた下に見てたやつが

実はもうはるか先に行っていることに気づいた


まだ分かっていないのか

もう追いつけないからなのか

誰もそのことを教えてくれない



確かに昔はすごかったのかもしれない

でもほとんどの人は前線にはもういない


安全な場所で踏ん反り返っているか

はたまた静かに身を潜めているか



美しいとか素晴らしいとか

明るい言葉ばかりで着飾って

一枚脱げばボロボロで目も当てられない



なんとか立て直そうと頑張って

持ち上げようとする人がいても

出る杭は打たれるばかり

必要な杭のはずなのに


その現場を見せられて

未来の賢い人はもう逃げている



未来の僕らの前線はもう

戦う理由なんてないのかもしれない

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