散文集(101~125)

ごこちゃん

101_僕と母と花火

はじめて

花火を見て喜ぶ僕と

疲れを隠して笑う母

母より花火ばかり気になってた


自分のことばかりで

ごめんなさい




あれから

花火を見て喜ぶ母と

疲れを隠して笑う僕

花火より母ばかり気になってた


何もしてやれなくて

ごめんなさい




今年も

花火を見る僕

疲れを出す僕

一人ぼっちで見る花火


綺麗だな

儚いな


僕もパッと打ち上げられて

そして綺麗に消えてしまいたい


そんな夏の日

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る