094_未来と何か

また死んだ

未来が死んだ

助けてやれなかった


でも仕方ないと言われた

避けられないことだって

数が多すぎるからだって


僕らには未来を守る義務がある

でも僕らにも未来があるのだと

分かっている分かっているけど


悩んだ末に考えなくなった

それが僕が従う人らしい



その人は数字と向き合って

減らすことばかり考えている

今年も減ったらしい


どこかへ報告して戻ってきて

上機嫌で帰ってくる

これでまた未来は明るくなるんだと



僕も未来を変えなきゃいけないのかな

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