count22

上司に有給のお願いをしてきた。


突然、連日で休暇が欲しいなんて言われたら誰だって困るだろう。

私だって困る。


何事があったのか聞かれた。

まさか、死期かもしれない数字が見えるなんて言えない。黙秘した。


突然長い有給を申請してきて、理由も話さない。

「なんなんだこいつは」と自分でも思うが、どうしようもない。


長く見つめ合った後、ため息を付いた上司は申請を通してくれた。


「引き継ぎとか上手くやれよ」

「話せる時が来たら、理由話してくれよ」

なんて言われて、本当に頭が上がらない。この人の下についてからずっとだ。

上司にも手紙書かなくちゃな、なんて思った。


その後は、先輩後輩に色々お願いしたり謝ったり。

軽口は言われても、どこかしら心配してくれているようだった。

本当、人に恵まれた職場だ。

ただの幻覚で終わったら、この大きな借りをどうにか返さないと。


家では、掃除と荷物整理と読書。


どこかに無くしてしまってたものが色々見つかる。

再発行済みのポイントカード、携帯のの充電コード、SDカード、チケット、その他いろいろ。


本は、ようやく漫画が読み終わって、残りは小説とか。


残り22。


参考書は合間にやろうと思う。

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