　2022年で個人的ベストの作品。

　ぼっちながら日々6時間以上練習を続けていたためにギターのエキスパートとなったぼっちは、いきなり多幸の先輩に引っ張られる。

　彼女の姉が経営するライブハウスを助けるため、即席でバンドを組むことに。

　それから、ぼっちの苦悩と栄光の日々が始まる。

　2022年は単発もののベスト作品が多すぎて、どれをベストにするかかなり悩んだ。

『明日ちゃんのセーラー服』、『リコリコ』とどっちにしようかなーとナ何度も悩んだ。

　で、

「きららなのに考察が冴えわたる」

　という新しいジャンルを確立した本作をチョイス。

　きらら作品で考察と言えば『まどマギ』なんだが、日常系で考察が冴え渡ったのは、本作くらいではなかろうか。

　彼女たちの心理的な動きが、実力のあるアニメ制作陣によってさらにわかりやすく浮き彫りになっていき、アニメに奥行きを生んでいた。

　この相互関係がすばらしく、他の作品においても

「原作をリスペクトした作品は受ける」

　という価値観を、アニメ視聴者および制作陣営につきつけたともいえる。

『ゆるキャン』からこの流れはあったが、完全にできあがった功績は、かなりでかいのでは？

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