【アニメ】 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

 終戦後、元軍人の少女は代筆業の仕事につく。

 戦うことしか知らない少女は、文章も機械的で味気ない。

 しかし、たくさんの人と触れ合う中で、彼女は人としての暖かさを学び、一流の代筆家として成長していく。

 

 それでも、戦争の傷跡は深く、彼女は失意の中へ飲み込まれていく。



 全話視聴済み。

 映画も見た。


 いやあ、言葉がない。


 話の後半になっていくにつれ、主人公が感情豊かになっていく展開はすばらしかった。

 文字通りの人形のような顔だった少女が、ここまで喜怒哀楽を顕にしていくのかと思えた。


 金ローというゴールデンタイムのロードショーで映画を流そうと思うのもうなずける。


「ラノベはお手軽なボーイミーツガールばかりで、軽薄」


 という意見が多数SNSなどで見られるが、そういう人はこんな話なんて見向きもしないし、たとえ見たとしてもこれがラノベ原作だと言われても絶対に信じないだろう。


 しかし、たしかにこの作品には力強さがある。


 もしまだご視聴でないなら、ネットフリックスで見てみるといい。

 それも、各国版で見ることをオススメする。

 これだけ海外の言語で見ても遜色ない作品って、なかなかないぜ。

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