『はいふり』屈指のネタキャラといえば、「ココちゃん」こと「｜納沙幸子（のさこうこ）」である。

　現実逃避しがちな子で、広島弁の飛び交う「ヤクザ映画」をこよなく愛する。

　主人公の操る駆逐艦に、「ミーちゃん」こと「ヴィルヘルミーナ」が迷い込んでくる。

　同じヤクザ映画好きということで意気投合。

　スナック食いながら人の部屋でヤクザ映画三昧というぜいたくよ。

　ココとミーは、ヤクザモードに入っていないと普通に仲のいいコンビという描写も面白い。

　ちなみに、ミーが元の艦隊に戻る際にココに言った、

「わしゃあ、旅うってくるけん」

　というセリフは、

「私は警察の目をかいくぐるために身を隠します」

　という意味だそうだ。

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