　個人的に、好きなアニメトップ３の一つ。

　父親の仇である「ひまわりのにおいがするサムライ」を追う少女とつるむのは、正統派浪人と蛮族の剣士。

　彼らはときに手を組み、ときに裏切り、ときに野球をする。

　この作品を知れば、世界観考証とかドブに捨てるべきとわかる。

　江戸時代の話なのに野球回があるって時点でメチャクチャ。

「時代考証とか死ね」ってレベル。

　第一話の段階で「グダグダ言ってねえで見ろ」ってテロップが出るくらい。

　かといってちゃんとやっていないのかというと違う。

　殺伐とした世界観は残している。

　自分を裏切ったやつは、容赦なく地獄へ落とす。

　その落とし方がえげつなかったりする。

　相手を、死ぬことより辛い目に遭わせたり。

　ギャグ回もシリアス回も面白い作品というのは稀だ。

　あと、なんといってもカウボーイビバップばりに動く挙動だ。

　アニメ風であり、血なまぐさい。

　キャラの呼吸音さえ感じ取れて、生きたキャラというのが演出されている。

　野球回でさえ、そんな感じだからもうわけがわからん。

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