【映画】 実写版 餓狼伝

 レスラーに負けた空手家が、リベンジのためにサンボを習いに行く話。


 漫画版しか知らないので、サンボ使いのエピソードを知らないので、これは助かる。


 落ち目のサンボ使いを本田博太郎氏が、主人公と戦うヤクザを故・大杉漣氏が演じる。


 松尾象山が細い、サンボが地味、演技が棒など、アラも多い。


 しかし、格闘技はガチ。

 演技が棒の分、主人公を演じたガチ空手家さんの格闘センスが光る。


 本田博太郎氏の病的な細さが、逆にサンボの恐ろしさをリアルに際立たせる。


 トレーニングシーンが挟まるのだが、これが見どころ多くて面白い。


 主人公に、細身の舎弟が飛びつき腕ひしぎを食らわせるのだが、主役の空手家さんは微動だにしない。腕を降る程度であっさりと弾き返してしまう。 

 あれはおそらく、演技ではない。



 姫川が『ジャンパーソン』のビルゴルディなのも個人的にツボ。

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