第51話 コーヒー屋を出たら環七と東八を走る。
そして私は
だからこそ彼女の体調を心配しつつ、これからバイクの調子を確認していた。
「よし、
「えぇ。大丈夫だよ。」
どうやら、
「で、ヘルメットを着用した?」
「勿論。」
よし、これで大丈夫だ。
そう、私は思いながらこれから紗枝ちゃんと共にこれから武蔵境駅まで行く体制を整えた。
そしてバイクのエンジンをつけてこれからエンジンの調子を確認した。
もちろん、
「よし、
「了解。勿論ですよ。美咲さん。出ないと私は死んでしまいますからね。」
流石だ。
あんたを見ていると凄くバイクを走らせたくなる位だ。
彼女の声を聞いた瞬間、本当に彼女がこんなに強い声をした事を知るとそれだけで非常に活気づける要因になり、バイクを走りたい気分になってきた。
そして、これから私は一気に武蔵境駅まで行く為、バイクを発車した。
それから環七の渋滞を過ぎ、大原交点を左折してようやく、国道20号へ突入した。
尚、大原交差点からは新宿方面に行く事が出来ないのでそれを避ける上でも大原2丁目の交点を右折して新宿方面へ向かう事をお勧めする。
なぜなら、大原交点から先の
なので、私は環七上馬方面から新宿方面へ向かう際には大原交点を左折する必要があると読んでいた。
但し、上馬方面から大原二丁目交点を左折する際には注意が必要となる。
なぜなら、道路が狭い事、更に京王線の踏切で待たされる可能性が大いにあるからだ。
だから国道20号に入るときはそれらの件に注意しながら入る必要がある。
ゆえに、私はその事を肝に銘じながら大原交点を左折してこれから国道20号へ入り、これから
「
「へぇ。意外と国道20号は広いんだね。」
「あぁ、道路自体は途中までは広いがな。」
「どういう事。」
「この先の分岐を見ればわかるよ。」
彼女はどうやら国道20号の上北沢以西が狭い道になっている事を知らないんだと私は簡単に読めてしまう。
でなければそういう事を簡単に口にするはずがないからだ。
そしてそれは甲州街道を走ったことがある人じゃないと判らない。
なぜならあの道路は走っているとそれだけで非常に危なさを実感できる状況を肌で感じることができるからだ。
だから甲州街道を走る際には非常に慎重に走る必要があると肌で実感した。
けど、今日は武蔵境駅に向かうので途中の上北沢の分岐先から右に行き、東八・武蔵境駅方面へと向かう事になるのでそこは問題ない。
そして分岐がそろそろ出た私はこれから紗枝ちゃんにこれから高架上の道路を見せようと思っていた。
「紗枝ちゃん。ここが国道20号と東八道路の境で、今日は東八道路方面に入るよ。」
「うん。ありがとう。で、東八道路って東京八王子道路の略だよね。」
「まぁ、そうだ。けど、厳密には東京八王子線だから東八道路になると私は読んでいるよ。」
「成程。つまり東京八王子の道路故に東八道路になる訳だな。」
「あぁ。その通りだ。そしてここからは国道20号でなく都道14号に入るからな。」
「都道14号。」
「あぁ、厳密には甲州街道のバイパスなのだが、そういう名前がついているんだ。」
「成程。そういう事ね。」
紗枝ちゃんは意外と物分かりが早いと思いながら私は分岐先を東八道路方面へと入っていった。
そして東八道路に入った私は高架上の道路を走り、首都高の高井戸ランプを通過し、環八を通過した。
そしていよいよ、中央道高井戸ICまで近いと感じた私はこれから紗枝ちゃんに高井戸ICを見せようと思っていた。
「紗枝ちゃん。ここが中央道高井戸IC名古屋方面だ。」
「本当だ。ここが入口か。」
「あぁ、一時期は住民の反対で作れなかったけど、ここができてから調布ICの渋滞が緩和したからな。」
「成程。」
私はそう思いつつ、高井戸ICを通過してそのまま東八道路走っていった。
そして東八道路を走ると道路は広くて快適だけど、何よりも信号が多くてつなぎが悪い印象を受ける。
そしてここに必要なのかと疑う信号が所々あるのに非常に疑問を持ち、この状況で本当に大丈夫なのかと疑念を感じた。
そして、東八道路を走り続けた後、野崎八幡前交点まで到着し、それからこの交差点を右折して調布保谷線に突入した。
以前、ここはホワイトハウスというどかない家があったが、ここは強制執行により立ち退きされた。
因みに多摩地区は道路・鉄道事情が双方とも悪い。
これは一部の市民運動とそれで儲ける弁護士の影響で交通インフラ自体が疎かになっている状況が明白なっているからだと私は読んだ。
その最たるものは中央線の杉並3駅なのは言うまでもない。
そう思いつつ、私は
そしてバイクを下ろしてこれから私は
武蔵境駅の発展は著しいから猶更だと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます