第573話

「あの首を切断きられた遺体がゼロだったらどうしよう……」

 不安なのか、ミーナの全身がかすかに震えていた。豊満な胸の膨らみが僕の胸板に押しつけられた。


「うン……」何て励ませば良いのだろう。

 なのに、僕はよこしまな考えが脳裡をよぎった。


 モノ凄く甘い香水の匂いが僕の鼻孔をくすぐった。

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