第510話

「イライラした時は、甘いモノを食べると良いのよ…💕」


「え、あ、あァ~…」そんなモノかな……。『パクッ』

 彼女にうながされ、ひと口食べた。

 とろけるような甘い薫りが口いっぱいに広がっていった。

 だが、異様に咽喉のどが渇いた。

 すぐに、コーヒーをすすった。

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