第480話 ハリーだ
「あ、あのォ……!!」
もう一度、ドアをノックし大きな声で呼びかけた。
「え……!?」
やっと喘ぎ声がおさまって静かになった。
「あ、どォ~も……」
ソファの背もたれから、ヒョッコリ男性が顔を出した。見覚えのある顔だ。
「な、何ィ~ーー、お前は……!?」
やっぱり、ハリーだ。
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