第471話 探偵事務所……

 ピンクは柔らかな二つの膨らみをボクの胸に押しつけて、耳許へ唇を寄せた。

 クチャクチャと噛むガムの音と甘いミントの香りが漂ってきた。


《お兄ちゃんが働いていた事務所よ!!》

 囁き掛けた。

「お、お兄ちゃん……」

 ボクは階上を見上げ呟いた。


《探偵事務所なの……!!》

「え……!?」探偵……

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