第426話 容疑者に

「何よォ~! ヤケに、ブルーじゃン……」

 噛んでいるガムなのだろうか、ミントの匂いが漂ってきた。


「そ、そりゃァ~、ボクは真島を刺した容疑者にされてンだ……」


「フフ…、平気だって……」

 やけに白い歯を見せて笑った。


「どこが、平気なンだよ……

 よく言えるな!! どこから来るンだよ! その根拠のない自信は……」

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