「ねぇ、このまま、ラブホで一発ぶっ込むゥ～💕」

　ピンクの手がボクの股間を握ってきた。

「バ、バ、バカァ～ー！

　どこ握ってンだよ……！！」

　ボクはラジオをつけた。

『…＊＊にあるクラブ『パラダイスゲート』で刺傷事件が発生しました……』

　緊急速報なのか、女子アナが報じていた。

「あ、天司（ヒロ）君の刺した事件じゃン……！！」

「はァ～ー…！？　ボクじゃないって……」

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