第356話

 ぬめる様な唇は瑞々みずみずしく触れ合った瞬間、全身に震えるような快感が走った。


 独特な消毒液の匂いに混ざって、美玲の放つフェロモンのかおりに心が踊った。


「ゥ、ふン…💕」

 嫌に、色っぽい鼻息が漏れた。

 柔らかな美玲の舌が伸びてボクの唇を這っていった。

 

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