第244話

「大丈夫よ! だって、もうアイドルは卒業ですモノ!!」

 ニコッと微笑んだ。


「え…、そんな……」

 何か、モノ哀しい気分になった。今、ボクの記憶に残っているのは、アイドルだった舞美の記憶メモリーだけだ。

 

 どうにか、部屋を決めボクら三人はエレベーターで四階へ行き入室した。


 外は、まだ引っきりなしに消防車やパトカーのサイレンが鳴り響いていた。


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